お役立ちコラム
木部塗装をDIYで行う前に知っておきたいリスクと注意点|失敗を防ぐためのプロの視点
福岡市で外壁塗装工事&屋根塗装&リフォーム工事なら
福岡市城南区の住宅塗装専門店の株式会社OHANA(オハナ)へ!
外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です!
木部塗装は一見シンプルに思えるかもしれませんが、実は塗料の選定から下地処理、施工環境の整備まで、専門的な知識と経験が求められます。DIYで挑戦する方も増えていますが、間違った方法で施工すると見た目の劣化だけでなく、木部そのものの寿命を縮めてしまうことも。
今回のお役立ちコラムでは「木部塗装をDIYで行う際に陥りやすいリスクと、その回避方法」をプロの視点から解説します。
▼合わせて読みたい▼
屋根塗装をDIYで進めるとリスクがある!糸島市近郊の専門業者に任せた方が良いメリットとは?
DIY塗装で起きがちな失敗とその原因
木部塗装は一見するとシンプルな作業に見えるかもしれません。必要な道具や塗料が揃えば、自分でも施工できそうだと考える方も少なくないでしょう。
ですが実際には、素材の特性や施工環境、下地の状態など、注意すべき点が多く、思わぬ失敗につながるケースも見られます。
塗料選びのミスが仕上がりと耐久性を左右する
もっとも多く見られるのが、塗料の選定ミスです。ホームセンターなどで手に入る汎用的な塗料を「木にも使えそう」と選んでしまうと、塗料が木材に密着しなかったり、木が持つ呼吸性を妨げてしまうことがあります。その結果、短期間で塗膜が割れたり、剥がれたりしてしまう可能性があります。
たとえば屋外の木部であれば、「浸透型で防腐効果のある屋外用塗料」が推奨されますが、内装用の水性塗料を使ってしまうと、紫外線や雨風に弱く、すぐに劣化してしまうこともあります。
また、塗料の艶や厚みによっても仕上がりの印象が変わるため、「せっかくの木目が塗料で隠れてしまった」という事例も見受けられます。
さらに、防カビ・防腐・防蟻などの機能があるかどうかによっても、木部の耐久性は大きく変わります。色や質感だけで塗料を選ぶのではなく、素材の保護性能にもしっかり目を向けることが大切です。
下地処理不足が塗膜の浮き・剥がれを招く
塗装作業は「塗る前の下準備」が非常に重要です。しかしDIYでは、この下地処理が不足してしまうケースが多く見られます。
たとえば、以下のような例があります。
- 以前の塗膜を完全に除去しないまま塗り重ねてしまう
- 表面の研磨(ケレン)を省略してしまう
- 汚れやホコリ、油分を十分に取り除かずに塗ってしまう
- カビや湿気による変色を見逃して塗装を進めてしまう
このような状態で塗料を塗ってしまうと、密着が不十分なために短期間で塗膜が浮いたり、剥がれたりする可能性があります。さらに、木材の含水率が高いまま施工してしまうと、乾燥不良によるムラや剥離の原因にもつながります。
プロの現場では、木の状態を見て「今塗装すべきかどうか」を判断するところから始めます。DIYでも、できる限り素材の状態を確認したうえで施工することが、長持ちする塗装につながります。
天候・湿度・気温の影響を軽視しないこと
DIY塗装では、施工する日や時間帯の気候条件も重要な要素となります。ですが「晴れていれば大丈夫」と判断してしまい、細かい気温や湿度を見落としたまま作業を進めるケースも少なくありません。
- 湿度が高い日:塗料が乾きにくく、密着性が落ちてしまう
- 気温が低い日:乾燥時間が大幅に延び、施工不良につながる
- 真夏の直射日光下:塗料が急激に乾いてムラやひび割れが発生する
塗装に適した条件としては、気温15〜25℃、湿度60%以下、風通しの良い場所が目安です。プロの現場ではこうした条件を細かくチェックして施工日を決めることが一般的です。
DIYの場合でも、できるだけこうした環境を整えて作業することで、失敗のリスクを大きく下げることができます。
▼合わせて読みたい▼
糸島市の物置をDIYでクリアー塗装するとデメリットがある!高クオリティの出来栄えを実現するなら専門業者に任せた方が良い!
素人DIYで見落とされがちな施工の落とし穴
木部塗装をDIYで進めるうえで、最初にぶつかるのが「実際に塗り始めてから気づくミス」です。道具や塗料の準備が整っていても、施工中に思わぬトラブルが起きることは少なくありません。
仕上がりの美しさと耐久性を確保するためには、どこに注意を払えばよいのかを事前に把握しておくことが大切です。
重ね塗りや乾燥時間の管理が甘くなりやすい
DIYでよくあるのが、重ね塗りのタイミングを誤ってしまうケースです。焦って二度塗りしてしまうと、塗料同士がうまく密着せず、ムラやダレの原因になります。また、下塗りが完全に乾いていない状態で重ねてしまうと、内部に湿気がこもり、後々の剥がれや膨れにつながることもあります。
塗料にはそれぞれ「乾燥時間の目安」があり、気温や湿度によって変化します。カタログや缶の裏面に記載されている時間を目安に、表面がしっかり乾いてから次の工程に進むことが重要です。
少し時間に余裕をもたせるくらいの気持ちで作業を進めたほうが、失敗を防ぎやすくなります。
塗りムラ・タレ・塗り残しは見た目に直結する
塗装作業は、単に「塗料をのせる」だけではありません。ハケやローラーの使い方、塗る方向、力加減、そして塗りのスピードなどが影響して、仕上がりの均一さが変わってきます。とくに慣れていない方の場合、塗りムラやタレ、塗り残しが目立ってしまうことがあります。
塗料を厚く塗りすぎると、重力で垂れてしまい、乾いたあとにスジのような跡が残ります。逆に薄すぎると木目の隙間に入らず、防水性や防腐効果が十分に発揮されません。プロはこれらを見極めながら絶妙な厚みで仕上げますが、DIYでは事前にテスト塗りをして感覚をつかむと安心です。
また、日差しや陰影の影響で塗り残しに気づきにくいこともあります。天候の良い日中に作業を行い、最後に全体を別角度から確認することもおすすめです。
高所作業や安全対策の不足による事故リスク
見落としがちな大きなリスクとして、高所作業時の安全対策が挙げられます。特に破風板や鼻隠し、戸袋、縁側の天井など、手が届きにくい場所を塗る際には脚立や足場が必要になります。
このとき、バランスを崩して転倒してしまう事故や、ハケを持ったまま体勢を崩して塗料をこぼしてしまうといったトラブルが起きがちです。養生の甘さから、サッシや外壁、コンクリート部分に塗料が飛んでしまうことも少なくありません。
プロの業者であれば、足場の設置や安全帯の着用、塗料飛散の養生などを徹底していますが、DIYではこうした配慮が十分でないことが多い傾向にあります。作業前に安全性・足元の安定性・作業範囲の確認を行い、危険な箇所は無理に施工せず、プロに依頼する判断も大切です。
▼合わせて読みたい▼
福岡市で和風建築の木部塗装を依頼するには|施工の質と業者選びのポイント
失敗しないためのDIY対策とプロのサポート活用法
木部塗装をDIYで成功させるには、基本的な知識に加えて、準備と判断がとても重要です。ここまでの内容を踏まえたうえで、より安心して作業を進めるための実践的な対策と、プロのサポートを上手に取り入れる方法を整理してご紹介します。
最低限知っておきたい施工手順と道具の準備
まずは、塗装作業の基本手順をしっかり押さえておくことが大切です。木部塗装の流れは以下の通りです。
- 塗る場所の確認と養生
- 汚れや旧塗膜の除去(ケレン)
- 必要に応じて防腐・防蟻処理
- 塗装1回目(下塗り)→十分な乾燥
- 塗装2回目(上塗り)→乾燥
これに加えて、次のような道具があると作業がスムーズになります。
- サンドペーパー(または電動サンダー)
- マスキングテープと養生シート
- ハケ・ローラー(木部用)
- 防腐・防カビ処理剤(必要に応じて)
- 作業用手袋・安全ゴーグル・脚立
すべてを一度に揃えるのが難しい場合は、セット販売されているDIY塗装キットも便利です。ただし、セット内容は簡易的なことが多いため、使用する塗料に適したハケ・道具が揃っているかどうかは確認しておきましょう。
一部だけプロに任せる「ハイブリッド施工」も有効
「すべて自分でやるのは不安だけど、挑戦してみたい」という方には、一部だけプロに任せる方法もおすすめです。たとえば以下のようなパターンです。
- 下地処理だけプロにお願いし、塗装は自分で行う
- 高所作業や養生だけ業者に依頼する
- 最初の1面だけプロが手本を見せ、あとは自力で塗る
こうすることで、最もミスが起きやすい工程を安全・確実に仕上げつつ、自分の手で塗装する満足感も得られます。費用も抑えられ、技術的なアドバイスも直接聞けるため、結果的に仕上がりの質が大きく変わることもあります。
最近では、個人向けに「DIYサポートプラン」を提供している塗装業者もあるため、地域でそうしたサービスがないか探してみるのもひとつの方法です。
塗り直しにならないための事前チェックリスト
最後に、DIY塗装でのやり直しを防ぐための事前チェック項目をまとめておきます。施工を始める前に、ぜひ参考にしてください。
- 塗料は「屋外用」「木部用」と記載されたものを選んでいるか
- 塗装予定日の天候(湿度・気温)を確認しているか
- 木材の状態(カビ・腐食・水分量)を見て判断しているか
- 養生テープ・マスカーで周囲の保護ができているか
- 乾燥時間や重ね塗りの間隔を把握しているか
- 高所や手の届きにくい場所の作業計画が立てられているか
このチェックを事前に済ませておくことで、多くのトラブルを未然に防ぐことができます。無理のない範囲で、楽しみながらDIYに取り組むことが、失敗しない最大のコツともいえるでしょう。
▼合わせて読みたい▼
福岡で漆喰壁の劣化に悩んだら|補修方法と業者選びのポイント
木部塗装のDIYに不安を感じたら「おうちのかかりつけ医OHANA」にご相談ください!
木部塗装は一見シンプルに見えますが、塗料選び・下地処理・施工環境の整備など、多くの専門知識が必要な作業です。塗料の選定ミスや下地処理の不備、湿度や気温を無視した施工など、DIYでは見落とされがちなポイントが失敗につながる原因になります。
とくに屋外の木部は紫外線や雨風の影響を直接受けるため、適切な防腐・防カビ・防蟻対策が欠かせません。高所作業や養生不足による事故・汚損もリスクとなります。こうした課題をクリアするには、プロの視点とアドバイスを取り入れることが重要です。
おうちのかかりつけ医OHANAでは、DIY希望の方にも寄り添い、一部の工程だけをサポートするハイブリッド施工も可能です。
「失敗したくない」
「どこまで自分でできるか相談したい」
という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
お問い合わせはフォーム・メール・お電話、またはショールームへのご来店で承っております。安全で満足のいく塗装を、OHANAと一緒に実現しましょう。
お問い合わせ・お申し込みはこちら!
日本の住宅は他の先進国に比べ住宅の耐久年数が
著しく低いと言われております。
特に、お家の防水に関しては定期的なメンテナンスが必要です。
屋根・外壁の塗り替え工事のご相談はオハナへお任せください!!
『オハナ』とは、ハワイ語で家族・仲間という意味です。
家族のように親身にご対応させて頂きます。
お気軽にお問い合わせください!