お役立ちコラム
福岡市で和風建築の木部塗装を依頼するには|施工の質と業者選びのポイント
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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です!
和風建築に欠かせない木部は、年月とともに風格を増す一方で、紫外線や雨風によって劣化が進みやすい繊細な部分です。特に福岡市のように湿度が高く、台風の影響も受けやすい地域では、放置すれば腐食や黒ずみが広がるリスクもあります。
今回のお役立ちコラムでは「福岡市で木部塗装を依頼する際に知っておくべき施工と業者選びのポイント」を解説します。
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和風建築における木部の役割と劣化の特徴
和風建築において、木部は単なる構造材ではなく、外観の印象を決定づける重要な要素です。柱や梁、破風板、鼻隠し、戸袋、縁側など、建物の随所にあしらわれた木材が、自然のぬくもりと風格を生み出します。
しかしその反面、木は呼吸する素材であり、紫外線や湿気、雨風の影響を強く受けやすいため、劣化が進むと急激に見た目や耐久性が損なわれてしまいます。
木の魅力を活かしながら長く付き合っていくには、その特性とリスクを理解しておくことが必要です。
木の美しさが引き立てる和の意匠
木部は和風建築の「顔」とも言える存在です。無垢材ならではの木目の表情、時間とともに深みを増す色合い、職人の手仕事による仕上げ。これらはすべて塗装や化粧板では再現できない、天然素材ならではの魅力です。
特に、軒下や縁側、玄関周りなどに見られる木部は、外観デザインと密接に関わっており、塗装ひとつで建物全体の印象が変わります。艶を抑えた自然塗料で落ち着いた雰囲気を出したり、明るいクリア塗装で木目を際立たせたりと、素材の美しさを活かすためには、丁寧な管理と的確なメンテナンスが欠かせません。
紫外線・雨・湿気による劣化の進行
木部の大敵は、なんといっても自然の影響です。日光にさらされる場所では、紫外線によって木の繊維が分解され、色あせやささくれが起きやすくなります。また、雨水が直接当たる部位では、湿気を吸収した後に乾燥を繰り返すことで、ひび割れや反り、カビの発生が進行します。
さらに、福岡市のように湿度が高く、雨の多い地域では、木部の内部にまで水分が入り込んでしまい、腐食や黒ずみを引き起こすリスクが高まります。とくに破風板や戸袋といった雨風にさらされやすい箇所は、劣化のスピードも早く、築10年を過ぎると補修や塗装の必要性が出てくることが多くなります。
目に見える変化が起きる頃には、すでに内部で劣化が進んでいる場合もあるため、表面的な美観だけでなく、機能面での劣化にも注意を払う必要があります。
無塗装の木部が放置NGな理由とは?
和風建築では、「自然な風合いを活かすために無塗装のままにしておきたい」という声もありますが、現代の気候環境ではこれは非常にリスクの高い選択です。確かに、木材は本来そのままでも風情があり、経年変化を楽しむという考え方もあります。
しかし、保護されていない木部は、紫外線・湿気・雨水・カビなど、あらゆる外的要因に無防備な状態となり、わずか数年で深刻な劣化に繋がることがあります。
無塗装の木部では、表面が黒く焼けたように変色し、割れやささくれが目立つようになります。一度劣化が進行してしまうと、塗装による補修では追いつかず、交換や大規模な改修が必要になるケースもあります。
「塗装=見た目の加工」と思われがちですが、実際には木部を水分や紫外線から守るための「保護膜」を形成する重要な工程です。風合いを保ちたいのであれば、透明または半透明の浸透型塗料を選ぶことで、見た目を損なわずに耐久性を向上させることができます。
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木部塗装の種類と施工方法の違い
木部塗装は「ただ塗ればいい」ものではありません。塗料の種類や施工方法の違いによって、見た目はもちろん、耐久性や再塗装までの年数が大きく変わってきます。和風建築にふさわしい風合いを保ちながら、劣化から守るためには、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。
浸透型・造膜型など塗料の違いと仕上がり
木部用の塗料には大きく分けて「浸透型」と「造膜型」の2種類があります。
- 浸透型塗料
木の内部に染み込むタイプで、表面に膜を作らず、自然な木目を活かした仕上がりが特徴。浸透することで内部から木を保護し、木の呼吸を妨げません。自然系オイルやステイン系塗料がこれに該当します。和風住宅では、落ち着いた風合いを求めて浸透型が選ばれることが多いです。ただし、耐久性はやや短めで、3〜5年ごとの再塗装が推奨されます。
- 造膜型塗料
表面に塗膜を作るタイプで、防水性・耐久性に優れています。雨風が直接当たる部位や紫外線の強い箇所に適しており、塗膜で木を外的環境から守ります。ただし、木の質感が失われやすく、経年で塗膜が剥がれると見栄えが悪くなります。再塗装の際に下地処理が大掛かりになる点にも注意が必要です。
再塗装の適切なタイミングと見極め方
木部塗装は「一度塗ったら終わり」ではなく、定期的な塗り直しが重要です。特に浸透型塗料の場合は、自然素材に近い分、紫外線や雨にさらされると保護効果が徐々に薄れていきます。
再塗装のタイミングを見極めるには、以下のような症状に注目しましょう。
- 木の色が明らかにあせてきた
- 表面に細かなヒビやささくれが出てきた
- 塗料の水弾きが弱くなってきた(雨が染み込む)
こうした変化が見られたら、再塗装の合図と捉え、早めに業者に相談することで、木材の深刻な劣化を防ぐことができます。特に和風建築の場合、美観の維持も重要なポイントであり、早めの対応が建物全体の印象を守ることにもつながります。
塗装前の下地処理が寿命を決める
塗装の仕上がりや耐久性は、実は「塗る前の準備」で大きく左右されます。とくに木部塗装では、下地処理が不十分だと塗料がうまく浸透せず、数年で剥がれたり、ムラが目立ったりする原因になります。
良質な業者であれば、施工前に次のような下地処理を丁寧に行います。
- 既存塗膜の除去(ケレン作業)
- 表面の研磨やささくれ取り
- カビや汚れの洗浄・防カビ処理
- 築年数や素材に合わせた含水率の確認
これらを省略してそのまま塗料を乗せてしまうと、仕上がりが悪くなるだけでなく、再塗装のサイクルも早まり、結果的に余計なコストがかかってしまいます。
見た目だけでなく「どれだけ長持ちするか」まで考えるなら、どんな塗料を使うかだけでなく、どのように施工するかが重要な判断ポイントになります。
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福岡市で信頼できる木部塗装業者の選び方
木部塗装の仕上がりは、業者の腕によって大きく差が出ます。見た目だけでなく、数年後の耐久性にも直結するため、「価格が安いから」「近所だから」といった安易な基準だけで選ぶのは危険です。
福岡市で木部塗装を依頼する際にチェックすべきポイントを、具体的に整理していきましょう。
和風建築の実績があるか?施工事例のチェック
最初に確認したいのは、その業者が和風建築の木部塗装にどれだけ慣れているかという点です。洋風住宅の外壁塗装をメインとする業者は多いですが、木部に特化した技術や左官・大工との連携経験がある業者は限られます。
依頼前には、業者のホームページやパンフレットなどで施工事例を写真付きで確認しましょう。「破風板や戸袋の塗装事例があるか」「自然塗料での仕上げに対応しているか」「塗り替えではなく下地修復まで対応しているか」など、和風建築特有の要望に対応できる業者を選ぶことが重要です。
できれば、実際の現場でのビフォー・アフターを見せてもらえると、仕上がりの丁寧さや雰囲気がつかみやすくなります。
料金相場と適正価格を見極めるポイント
木部塗装の料金は、使用する塗料の種類や面積、施工方法によって大きく変わります。福岡市内での相場感としては、以下のような目安が挙げられます。
- 浸透型自然塗料(ウッドデッキや柱など):3,000〜5,000円/㎡
- 造膜型ウレタン・シリコン塗料:4,000〜6,000円/㎡
- 下地処理・ケレン・防カビ施工込み:+2,000〜3,000円程度
あまりにも安い見積もりが出てきた場合は、塗料のグレードを落としていたり、下地処理を省いていたりする可能性があります。見積書には「塗料名」「塗り回数」「下地処理の有無」など、施工の詳細が明記されているかを必ず確認しましょう。
また、塗装単価だけでなく「足場代」「廃材処分費」「交通費」などの諸費用も含まれているかをチェックして、トータルでの比較を行うことが大切です。
アフターフォローと保証体制も要確認
塗装後のトラブル対応やメンテナンス体制も、業者選びにおいて重要な要素です。とくに木部は外壁や屋根と比べて劣化が早く出やすいため
「保証があるか」
「施工後の点検はあるか」
といった部分を事前に確認しておくと安心です。
優良業者であれば、3〜5年程度の塗膜保証や「1年点検付き」などのサービスを設けていることが多く、施工後の安心感が違います。また、保証内容が曖昧な場合は、トラブル時に対応が後手になるケースもあるため、書面での保証書の有無はしっかりチェックしましょう。
さらに、連絡がつきやすい業者かどうか、対応のスピードや説明の丁寧さも信頼性を測るポイントです。
問い合わせ時に専門用語ばかりで説明を省く業者よりも「素人にも分かるように伝えてくれる」業者の方が、誠実な対応をしてくれる傾向があります。
木部塗装も「おうちのかかりつけ医OHANA」へご相談を!
福岡市で和風建築の木部塗装を依頼するなら、自然素材の特性を理解した丁寧な施工が不可欠です。木部は外観の印象を左右するだけでなく、紫外線や雨風による劣化が進みやすいため、早めの対策が住まいを長持ちさせる鍵となります。
おうちのかかりつけ医OHANAでは、和風建築の施工実績を多数持ち、浸透型塗料から造膜型塗料まで幅広く対応。適切な下地処理やアフターフォローまで徹底して行うことで、見た目だけでなく耐久性にもこだわった塗装を提供しています。
「木部の色あせが気になる」「塗装するか迷っている」という方も、お気軽にご相談ください。お問い合わせはフォーム・メール・お電話、またはショールームへのご来店もお待ちしております。住まいの木部を美しく、そして長持ちさせるために、まずはおうちのかかりつけ医OHANAにご相談ください。
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