お役立ちコラム
塗装の塗布量と塗り回数の効果検証!クオリティーの高い塗装を叶える方法を福岡市の「おうちのかかりつけ医」が完全解説!
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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です!
塗装工事を検討しているならば、塗布量と塗り回数の効果を知っておきましょう。そうすることで、適切な塗装とクオリティーの高い仕上がりを提供している業者を選ぶことができます。
適正な塗布量や塗り回数について把握していないと、手抜き工事をする悪質業者に騙されるかもしれません。「わからないからおまかせする」という姿勢から「理解しようとする主体的な姿勢」に変えていきましょう!
今回のお役立ちコラムではクオリティーの高い塗装を叶える方法についてお話していきます。
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塗装の塗布量と塗り回数の効果検証!クオリティーの高い塗装を叶える方法
💬「費用を節約したいから、塗料の量は少な目でいいかも」
塗装工事をおこなうタイミングで相場を調べ、想定以上に高いと感じている方もいらっしゃることでしょう。ですが、塗装工事で費用をおさえる場合、塗布量や塗り回数から削減しようというのはNGです。
なぜなら、施工方法を正しくしなければ、仕上がりどころか施行後の状態すら良好に保てなくなるからです。塗装工事では、外壁や屋根に塗料を塗って綺麗な外観にしたり、保護力を高めたりするのを目的としています。
そのため「色を変えて気分転換ができた」という表面的な変化だけでは、本当の塗装の効果は得られないのです。むしろ、ビジュアルを変えるということに注力しすぎると、判断を誤ってしまうかもしれません。目先の費用をおさえるために安い塗料を選んだり、品質を重視せずに業者を選んだりする可能性が高まります。
だからこそ、効果検証をおこなって適切な施工が必要な理由に納得しておく必要があるのです。そうすれば、業者選びのときにも「安いかどうか」ではなく「適切な塗装ができるかどうか」という正しい視点がもてます。
【効果検証】塗布量が品質に与える影響
塗布量が品質に与える影響として、以下のようなことが考えられます。
- ムラやはがれの原因になる
- 乾燥に時間がかかったり耐久性が低下したりする
- 発色が不十分になる
ムラやはがれの原因になる
塗布量が適切でないと塗膜の厚みが均一にならず、ムラやはがれの原因となってしまいます。塗膜を均一にするためには、塗布量が定まっていることが前提となります。
そうでないと、どれくらいの配分で塗り進めるべきか目処がつきません。ムラやはがれは美観の低下に直結するため、満足な仕上がりとは程遠くなってしまいます。
乾燥に時間がかかったり耐久性が低下したりする
塗布量が多すぎると乾燥に時間がかかってしまいます。塗装は塗る工程だけでなく、乾燥させる工程も必要です。乾燥時間を適切にとれるかどうかは、塗布量によって決まります。
そのため、いい加減な量で塗装をしていると、乾燥時間の具合も見極めにくくなるのです。塗布量が少ない場合には、塗膜が薄くなって耐久性に問題がでてきます。
発色が不十分になる
塗布量によって発色の具合も変わってきます。子どもの頃に絵具を使って絵を描いた経験がある方には想像がつくはずです。たっぷりと塗った部分は色が濃くなり、そうでない部分は薄くなり、質感すらも違うように見えます。
塗装もこれと同様に、塗布量によっては発色が不十分になる可能性があるのです。塗る量が多すぎると、想定していた以上に濃い色に仕上がってしまうこともあります。時間をかけて色選びをしても、想像していた仕上がりにならなければ本末転倒ですよね。
【効果検証】塗り回数が品質に与える影響
塗装での塗り回数は基本的に3回でおこなうことが多いです。下塗り・中塗り・上塗りと重ねていくことで、品質が安定して塗料の効果も発揮しやすくなります。
塗り回数が品質に影響を与える場合も把握しておきましょう。
- 塗膜の厚み調整
- 仕上がりの度合い
- 欠陥部分のカバー
塗膜の厚み調整
塗り重ねることで塗膜の厚みを調整でき、それが耐久性や防水性の向上につながるのです。塗膜は日々外部環境にさらされるため、紫外線により表面から徐々に分解されていきます。
そのため、一度だけ塗る場合では建材がダメージにさらされる可能性が高くなってしまうのです。ただ塗るというだけではなく、塗って乾燥させるという工程を繰り替えして「塗り重ねる」ことで、塗装による保護力も向上します。
仕上がりの度合い
塗り回数を適切にとることで、仕上がり度合いが変わります。数回塗り重ねることで、光沢感や色の深みが増し、美しく仕上がるのです。
塗り回数が適切でない場合、色見本帳でみ見ていた色よりも薄い、濃いといった美観のトラブルにもつながります。
欠陥部分のカバー
塗り回数を適切にすることで、塗膜に生じた気泡や塗りムラという欠陥を修正することが可能です。欠陥部分がある場合、塗装面が凸凹としたざらつきがでてしまいます。
その状態で塗装をおこなうと塗膜が均一にならず、耐久性といった機能面にも問題がでてきます。下塗りから上塗りまで塗り重ねることで、塗装表面をなだらかにすることもできるのです。
適切な塗布量や塗り回数はどれくらい?
塗布量は、一般的に「kg/m²」や「m²/ℓ」であらわされます。適正とされる数値は、大体の目安ではなく、塗装の仕上がりや耐久性を左右する大事な基準となります。適切な塗布量は種類や塗装する建材の素材によって異なるため、製品に定められた数値を守ることが重要です。
塗装工事はおもに屋外でおこなう作業になるため、メーカーが推奨する塗布量だけでなく、その日の天候や気温といった環境に対応して調整する必要もあります。適切な塗布量を判断する知識と、現場で培った経験を活かして施工ができることが重要です。
塗布量が適切かどうか確認する方法
塗布量が適切かどうかは、見積書から確認することができます。見積書には、総合的な費用だけでなく、使用する塗料や塗布量について詳細に記載されています。単価まで詳細に記載しているかチェックしましょう。曖昧な場合には、質問をして数値にあらわしてもらうと安心です。それができない業者は依頼先として不適切といえます。
塗布量の確認方法としては、塗料メーカーのサイトや塗料のカタログや仕様書から可能です。塗布量は、塗装面積を掛け算することで必要な量を割り出せます。塗料によっては、1缶でどのくらいの面積が塗れるかを明記している場合があるため、メーカーがだしている詳細と業者からの説明を聞いて確認してみましょう。
適切な塗り回数とは?
塗装は基本的に下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りとなっていますが、塗料や塗装面の状態などによって異なります。見積書を見て、塗り回数が記載されていない場合には質問をしましょう。
高性能塗料では2回塗りでもよい場合があります。下地の状態や耐久性を重視する場合は4回塗りになることもあります。適切な選択でない場合はトラブルの元になるため、業者に説明を求め、塗り回数について納得したうえで依頼をするのが適切です。
悪質業者に騙されないための判断基準
悪質な業者の中には、見積もりでは4回塗りとしていても2回塗りしかしないといった手抜きをする場合もあります。メーカーが指定する希釈率よりも薄めた塗料を使用することで、原材料費を節約しようとする悪質業者もいます。
また、塗布量と塗り回数を見極める場合には、塗料の希釈率にも注目しましょう。希釈率を守らない場合には以下のようなトラブルがおこります。
- 耐久性が低下して耐用年数より早く劣化する
- 塗料に備わった機能性が損なわれる
- 乾燥しにくくなって施工不良の原因を作る
- 塗膜が薄くなることで下地の色が透けて見えてしまう
塗布量や塗り回数を正しく見極めることは、適切な希釈率を守れるかどうかの見極めにもつながります。塗布量や塗り回数の説明ができない業者は、希釈率についても曖昧かもしれません。わからないからこそ聞いて理解する、という姿勢は悪質業者対策に有効なのです。
適切な塗装のためにOHANAでおこなっていること
福岡県で地域密着塗装をおこなっているOHANAでは、適切な塗装をおこなうために以下のようなことに取り組んでおります。
- ビデオカメラを使用した診断
- 入念な事前準備
- 工事の見える化
- 勉強会の実施
塗装工事の前にはまず、ビデオカメラを使用した診断をおこないます。ご依頼をいただいたからといってすぐに工事はいたしません。打ち合わせ・事前検討会・施工準備なども入念にして、安心して工事に臨んでいただきたいのです。
塗装工事は色決めだけでなく、施工内容の確認や塗料など決めることが多くあります。だからこそ、時間をかけて準備を進めていくのです。施工中には、工事の見える化や報告を毎日おこなうといった、振り返りができる体制をとっています。
塗り替えについて基礎知識をもっていただくために、勉強会も実施しております。500回をこえる開催数で、福岡市や近郊にお住まいのみなさまには3000名近くご参加いただきました。
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