お役立ちコラム
塗装とカバー工法のどちらを選ぶかは「劣化症状・屋根材・コスト」で異なる!両者の概要・メリット・デメリットもお話しします!
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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です!
屋根が傷んできたため、改修を考え中の方もいるでしょう。屋根を改修する方法として、「塗装」と「カバー工法」の2パターンあります。選ぶ際は、次のことを考慮することが大事です。
- ・劣化症状
- ・屋根材
- ・コスト
とは言っても、具体的に何を見れば良いかわからない方もいると思います。今回のお役立ちブログでは、塗装とカバー工法の概要やメリット・デメリットを見ながら、選び方についてお話しします。
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屋根は塗装orカバー工法が良い?葺き替えとの違いは?費用やメリットを解説
塗装とカバー工法の概要を見てみよう!それぞれの違いは?
屋根の改修方法は「塗装」と「カバー工法」の2種類です。言葉は聞いたことがあるものの、違いについて知る方は少ないと思います。
- ・塗装
- ・カバー工法
項目ごとに、概要を簡単にお話しします。
塗装
塗装とは、屋根に直接塗料を塗る工事のことです。費用は1坪あたり1.5~3万円程度で、割と手頃な価格設定となっています。
耐用年数は使用する塗料や環境条件により異なりますが、一般的な塗装であれば5~10年持つでしょう。
カバー工法
一方、カバー工法とは既存の屋根の上に新しい材料を被せて、屋根を保護する工事のことです。
費用は1坪あたり5~10万円と、塗装と比べて高額になるでしょう。しかし、耐用年数は20~30年と長持ちです。
塗装とカバー工法のメリットとデメリットを見てみよう!どちらが良い?
ここからは、塗装とカバー工法のメリットとデメリットを見てみましょう。
- ・塗装のメリット
- ・塗装のデメリット
- ・カバー工法のメリット
- ・カバー工法のデメリット
の順でお話しします。違いを比較して、どちらが良さそうかイメージしながら読んでいただけると幸いです。
塗装のメリット
塗装のメリットは、低コストにあります。初期費用が比較的安価なため、予算を抑えたい方にピッタリです。部分的な補修や塗り替えも可能ですので、工事の回数をわけて支払額を分割することも可能です。
色の種類も多いため、家主の好みや建物の特性に合わせて色を選びたい方にも向いています。
その他に、建物への負荷が少ないのもメリットです。カバー工法と比べて建物に負担を与えにくいため、建物全体の耐久性を極力下げたくない方に向いています。しかもカバー工法に比べて工期が短いため、極力短い期間で作業を終えてほしい方にも良いでしょう。
塗装のデメリット
最も大きな懸念点は耐久性です。カバー工法に比べて耐用年数が短いため、塗り替えの回数は多くなってしまうでしょう。しかも適切な下地処理を行わないと、早期劣化や剥がれの原因となるため、技術力の高い専門業者へ依頼する必要があります。
その他に、天候の影響を受けやすいのも弱点の一つです。雨天時は作業ができないため、天候によっては工期が延びるかもしれません。また、塗料の臭いがするため工事中だと快適な生活を送れなくなってしまう恐れがあるでしょう。
カバー工法のメリット
カバー工法のメリットは耐久性です。塗装に比べて耐用年数が長いため、長期的に見ればコスト削減につながる可能性があります。新しい材料を屋根の上に追加することで断熱性能が向上するため、冷暖房効率をアップさせたい方にもピッタリです。
その他に、建物の外観を一新できるのもカバー工法の魅力です。既存の屋根に小さな亀裂や凹凸がある屋根でもカバー工法を行えば隠せるため、極力新品に近い状態へ持っていけるでしょう。しかも天候の影響を受けにくいため、天候不良による工事延期の確率も低いと言えます。
カバー工法のデメリット
デメリットはコストの高さです。塗装と比べると、3倍前後の費用が必要になってしまいます。よって、低コストで工事を行ってもらいたい方には向いていません。また、屋根の上へ新たな材料を追加する分、建物に負荷がかかってしまいます。場合によっては、建物の耐久性が弱くなるかもしれません。
その他に不適切な施工を行うと、建物全体に悪影響を及ぼすのもデメリットです。たとえば、地震や豪雨など災害が起こった際にダメージを受けやすくなってしまいます。居住地域によっては、専門業者探しに苦労するかもしれません。
塗装とカバー工法のどちらにするか何を見ると良い?チェックすべき項目とは?
塗装とカバー工法、どちらにするかは次の項目をもとに決めると良いでしょう。
- ・劣化症状
- ・屋根材
- ・コスト
項目ごとに詳しく見てみましょう。
劣化症状
屋根の劣化状態を確認することが大事です。 日光や風雨による色あせや、表面に生じた小さなひび割れなど軽微な症状であれば、屋根塗装によって対処できる可能性が高いでしょう。
一方、屋根全体に広がる大きな亀裂や雨漏りによる劣化が見られる場合は、塗装では抜本的解決にならない可能性が高いため、カバー工法が向いています。
屋根材
スレート屋根や金属屋根など比較的平滑な表面をしている屋根材であれば、塗装で対応できる可能性が高いでしょう。塗料の密着性が高く、均一な塗装が可能なため美観の回復と保護機能の向上が期待できます。
一方、瓦屋根の場合は塗装よりもカバー工法が向いています。塗装の場合、個々の瓦の隙間に塗料が入り込んでしまい、効果が小さくなってしまうからです。施工後の防水性や耐久性を確実に確保する上で、カバー工法の方が向いています。
コスト
初期投資を抑えたい場合は、塗装が良いでしょう。一方、長期的な視点で見るとカバー工法の方が有利です。塗り替えの頻度が一般的な塗装と比べて減るからです。塗り替えの回数が減れば、今後の工事費用が浮くためランニングコストの削減につながります。
塗装とカバー工法どちらが良いかわからない場合は専門業者に相談するのがベスト!
どちらにすべきか、自身で判断できない方もいるのではないでしょうか。自身で判断できない場合は、専門業者への相談をおすすめします。良質な専門業者は、お客様の要望や懸念事項を丁寧に聞き取り、家の現状や予算・希望する仕上がりなどを総合的に考慮した提案をしてくれます。
なお、専門業者を選ぶ際は次のことに当てはまるかチェックすると良いでしょう。
- ・場数を多く踏んできた
- ・わかりやすく説明してくれる
場数の多い専門業者は、さまざまなパターンの現場で作業してきた経験を持っているため、ノウハウが多く溜まっています。万が一作業中に問題が発生した際も、迅速かつ適切な対応をしてくれる可能性が高いでしょう。
また、内容をわかりやすく説明してくれる専門業者に依頼するのも大事です。専門用語を避け、写真・図解・サンプルなどを用いて説明してくれるかチェックすると良いでしょう。お客様目線の専門業者を選ぶことで、ニーズを満たしてくれる可能性が高くなります。
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当店ではプロ集団が、お客様の屋根を綿密に調査し、劣化の程度や屋根材の種類・気候条件も考慮して、効果的かつお客様の予算に合わせた修繕方法を提案いたします。工事のシミュレーションを行って、施工費用の目安を算出することも可能ですので、お気軽にご相談ください。
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