著者：庄嶋 善則

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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です！

セキスイハイムの住宅は、優れた耐久性とデザイン性で知られ、多くの人々に愛されているハウスメーカーです。しかし、どんなに高品質な住宅であっても、時間の経過とともに外壁や屋根の劣化は避けられません。劣化の原因として、次の内容が挙げられるでしょう。

• ・風雨や紫外線
• ・温度変化

外壁がひび割れたり、屋根が傷んだりすると、雨水や湿気が建物内部に侵入し、構造材や断熱材に深刻なダメージを与える可能性があります。ダメージが蓄積されると、家全体の老朽化が進み、住まいの安全性や快適性が大きく損なわれます。早期に対処しなければ、補修費用が増加し、大規模な修繕が必要になるため危険です。

それでは、なぜ塗装が劣化防止に効果的なのでしょうか？塗装は、外壁や屋根の表面を保護するバリアとして機能するからです。定期的な塗装メンテナンスを行うことで、長期間にわたり美しく快適な状態を保てます。

とは言っても、建物の材質によって使用する塗料は違います。性質を理解して選ばないと、住宅の劣化速度を速めるかもしれません。今回は外壁劣化診断士の観点から、セキスイハイムの外壁や屋根の種類や劣化症状、塗装の必要性を中心にお話しします。

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セキスイハイムの強みは？顧客から支持される理由とは？

セキスイハイムは、耐震性・耐火性に優れた構造、長期間の保証、エネルギー効率の高い住宅設計などが強みです。

また、環境に配慮したエコ住宅の提供にも力を入れており、太陽光発電や蓄電システムを備えた住宅も取り扱っています。

セキスイハイムで使われている外壁の種類と主な劣化症状

セキスイハイムでは、住宅に合わせてさまざまな外壁を使い分けています。主な外壁の種類は次の通りです。

• ・磁器タイル
• ・レリーフ外壁
• ・レリーフウォール外壁

外壁ごとに、それぞれの特徴や劣化症状を見てみましょう。

磁器タイル

磁器タイルの特徴は、耐久性が高いことです。高温で焼成されるため非常に硬く、耐候性に優れているため、色あせや変形が起こりにくいでしょう。しかし、長い年月が経過すると、タイルにひび割れが生じたり、接着剤が劣化したりしてタイルが剥がれます。

また、タイルとタイルの間の目地も風雨にさらされて劣化しやすいため、水の浸入リスクが高まるでしょう。

レリーフ外壁

レリーフ外壁は、凹凸のある独特の質感とデザインが特徴です。建物に立体感を与えてくれるでしょう。しかし、紫外線や風雨による影響で、時間が経つにつれて表面は色あせます。

また、表面の塗装が劣化するとひび割れが発生しやすくなるため、定期的なメンテナンスが必要になるでしょう。

レリーフウォール外壁

レリーフウォール外壁も、デザイン性に優れた外壁材です。多様なデザインや色調があり、建物の外観を多彩に表現できます。しかし、経年劣化により表面の塗装やコーティングが劣化し、色あせや汚れが目立つようになるでしょう。

また、湿気が多い環境では、表面にカビや藻が発生しやすくなります。防カビ剤の使用や表面のコーティングを行うことで、カビや藻の発生率を抑えることが可能です。

セキスイハイムで使われている屋根の種類と劣化症状

セキスイハイムでは、屋根についてもさまざまな種類を用意しています。たとえば、次のような種類の屋根があります。

• ・ステンレス素材の屋根
• ・セメント瓦の屋根

屋根の特徴・強みについても、それぞれ見てみましょう。

ステンレス素材の屋根

ステンレス素材の屋根は、錆びにくく非常に耐久性が高いことで知られています。銀色の光沢があり、現代的で美しい外観を演出してくれるでしょう。

しかし、長期間の使用により、表面に小さな傷が生じやすくなります。サビの原因になるかもしれません。紫外線や酸性雨の影響で表面が変色することもあるため、見た目が気になる方はメンテナンスをすべきです。

セメント瓦の屋根

セメント瓦の屋根は、比較的安価でコストパフォーマンスが高いため、多くの住宅で使用されています。重量感があるため、風によって飛ばされるリスクは低いでしょう。

しかし、経年劣化で瓦がひび割れるかもしれません。また、瓦の一部が欠けて、欠けた部分から水が侵入し、下地を傷めるかもしれません。湿気を吸収しやすくカビが生える可能性もあるため、定期的な清掃と防カビ対策が必要になるでしょう。

セキスイハイムの塗装で使用する塗料とは？それぞれの違いをお話しします！

セキスイハイムの塗装では、状況に合わせてさまざまな塗料が使われます。塗装で使われる塗料は次の通りです。

• ・断熱塗料
• ・防汚塗料
• ・耐候性塗料

塗料の特徴は、種類によって異なります。それぞれの特徴や強みを詳しく見てみましょう。

断熱塗料

断熱塗料は、建物の外壁に塗布することで、室内の温度を快適に保つ効果があります。セラミックが含まれているため、夏の強い日差しによる熱の侵入を防ぎ、室内を涼しく保つことが可能です。

さらに、冬は室内の暖かい空気を外に逃がさないようにし、室内を暖かく保つ効果が期待できます。結果、エアコンや暖房の使用量が減り、省エネルギーにも寄与してくれるでしょう。

防汚塗料

防汚塗料は、外壁に塗布することで、汚れが付きにくくなる特性を持っています。親水性や撥水性の成分が含まれていますので、雨水によって汚れを洗い流してくれる効果が期待できるでしょう。

また、風によって運ばれるホコリや花粉などの微細な汚れも付きにくくなるため、外壁の美観を長期間にわたって維持できます。都市部や工業地域など汚れが付きやすい環境では、防汚塗料の効果が発揮されやすいでしょう。

耐候性塗料

耐候性塗料は、外壁を紫外線や風雨などの過酷な気象条件から保護するために設計されています。紫外線吸収剤や反射剤を含んでいますので、日光による色あせを防ぐことが可能です。

さらに、耐久性の高い樹脂成分が含まれていますので、風雨にさらされても劣化しにくくなっています。海岸地域や山間部など厳しい気象条件にさらされる場所では、効果が現れやすいでしょう。

セキスイハイムの塗装は？どのような流れで進む？

セキスイハイムの塗装は、次のような流れで進みます。

1. 1．現地調査と診断
2. 2．契約
3. 3．養生・清掃
4. 4．下地処理
5. 5．塗装
6. 6．仕上げと点検

塗装は現地調査と診断からスタートです。専門業者が現地に赴き、外壁や屋根の状態を詳しく調査します。ひび割れや剥がれ、カビや藻の発生状況を確認し、調査結果をもとに劣化の原因や程度を診断し、塗装が必要な箇所や範囲を特定します。

調査・診断結果に基づいて、塗装の内容や費用、工期などが決まります。見積もり内容に納得したら契約を締結し、作業開始です。まず、作業を安全に進めるために足場を設置します。

次に、塗装しない部分や周囲の建物を保護するためにビニールシートで養生し、高圧洗浄機で外壁や屋根の汚れ、カビ、藻などを徹底的に洗い流します。

その後、下地処理です。外壁のひび割れや欠けた部分を補修し、シーリング材やパテなどを使用して表面を平滑にします。また、剥がれた塗膜や劣化した部分を削り取り、新しい下地を整えます。

下地処理が完了したら塗装です。塗装が完了したら、仕上げと点検を行い、必要に応じて手直しをして終了です。

なお、塗装からしばらくして不具合が発見された場合、保証対象であれば手直しをしてもらえます。しかし、保証の条件から外れたり保証がなかったりすると、手直ししてもらえません。

ハウスメーカーと塗装専門業者どちらに頼んだ方が良い？

コストのことを考えると、塗装専門業者に頼むのがベストです。理由は次の通りです。

• ・基本的に自社で作業を完結するため中間マージンがかからない
• ・保証を受ける際の手出しが基本的に発生しない

結果、コストのことを考えるのであれば、塗装専門業者に任せた方が良いのです。プロタイムズでも「W工事保証」をしていて、塗装や塗料に関する保証を最長10年行っています。

他の塗装専門業者との違いは、施工会社が倒産すると、保証期間内でも塗装に関する保証を受けられなくなることです。プロタイムズでは施工会社が倒産しても、塗料メーカーが保証してくれるため倒産しても保証を受けられます。したがって、長年安心して住み続けたい方におすすめの保証だと言えるでしょう。

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セキスイハイムの塗装は「おうちのかかりつけ医OHANA」にお任せください！

セキスイハイムの塗装は「おうちのかかりつけ医OHANA」にお任せください。豊富な経験と高い技術力を持つ専門スタッフが、お客様の住宅を丁寧にメンテナンスします。建物の状態を確認しながら、最適な塗料をご提案しますので安心して作業をお任せください。

また、当店ではお客様のニーズを満たせるよう、自社の担当スタッフと職人間で意思疎通しやすい状況をつくり、齟齬が起きないように塗装を進めています。福岡県内を中心に塗装の勉強会も行っていますので、興味のある方は参加してみてください。