お役立ちコラム
耐用年数を伸ばしたいなら「ラジカル制御型塗料」がおすすめ|ロングライフ性能を発揮する秘密を教えます
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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です!
外壁塗装や屋根塗装をする場合、次のメンテナンスまでの期間をできる限り長く取りたいと考えます。これは、メンテナンスコストを少なくするために必要なことで、頻繁にメンテナンスが必要になるとコストはどんどんかさんでしまうのです。
そもそも、繰り返し塗装し直さなければならない理由は「塗料が劣化する」からなので、劣化しづらい塗料を使用すればメンテナンスの回数は少なく済みます。
それを実現してくれるのが「ラジカル制御型塗料」になります。
今回のお役立ちコラムでは「ラジカル制御型塗料がロングライフな理由」についてお話ししていきたいと思います。
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塗料が劣化する理由
塗料は経年劣化していきます。しかし、この経年劣化という現象は、ただただ時間の経過だけで劣化しているわけではありません。いくつかの外的要因が加わることによって劣化していることを覚えておきましょう。
では、どのような要因によって劣化し続けるのでしょうか。
紫外線が樹脂を壊す
塗料が劣化する大きな要因のひとつとして「紫外線」があげられます。紫外線は太陽の光に含まれており、塗料の樹脂成分を破壊することがわかっているのです。ただし、紫外線そのものが塗料を攻撃しているわけではなく、塗料に含まれる「白色顔料」と結合することで破壊成分を生み出してしまうのです。
この症状が起こると、塗料の表層にある樹脂成分の結合が離れてしまい、チョーキング現象として劣化症状が現れます。
破壊されてしまった樹脂成分が回復することはなく、チョーキング現象が起こってしまった塗装は塗り直すことでしか対処できません。
劣化した塗膜に雨が降る
紫外線によって壊れてしまった塗膜が、チョーキング現象を起こす前段階ですでに、塗装表面は荒れてしまいます。そこに雨が降ってしまうと、乾燥して土に水を撒いた状態と同じように「水分を吸収」してしまうのです。
そもそも水の侵入を防ぐ役割を持っていた塗料が、荒れた表面のせいで吸収をしてしまうと、塗料内部に水たまりができてしまいます。これが「塗料の浮き・剥離」につながってしまうのです。
砂埃が塗膜を削る
塗装の表面は、正常な状態であれば非常に強固な状態を維持しています。多少の砂埃程度では傷つくことはないでしょう。しかし、一度劣化が始まってしまった塗膜表面は、ちょっとした砂埃でも簡単に破壊できるようになってしまいます。
大幅に破壊するわけではなく、少しずつ表面を削り取るように破壊してしまうため、状況としては「カサブタを剥がしてしまう」ような状態です。少しずつ被害が広がっていき、最終的には内側で剥離してしまった部分を一気に削り落とすような状態になってしまうでしょう。
劣化させないための「ラジカル制御」
劣化を防止できる塗料の中には「ラジカル制御型塗料」というものが存在します。この塗料を使用すれば、大幅にメンテナンス周期を引き延ばすことができるのですが、一体どのような仕組みでロングライフ性能を発揮できるようになっているのでしょうか。
ラジカルって何?
そもそも、普段聞きなれない「ラジカル」という言葉を理解しないことには、この塗料の特性を理解することができません。
アステックペイントでは、この「ラジカル」を以下のように説明しています。
白色顔料に紫外線が照射された際などに発生する有機物(樹脂など)を分解するエネルギーのこと。
塗膜表面でラジカルが発生すると、樹脂などの有機物が破壊され、 塗膜表面のチョーキング劣化が進行する。 |
(引用:AP ONLINE トソウペディア)
かなり大雑把な説明なのでもう少し補足すると、塗料の中には「白色顔料」という発色成分が含まれています。通常の塗料に含まれている白色顔料は、紫外線が照射されることで「ラジカル」という成分を発生させてしまい、これが樹脂の結合を破壊してしまうのです。
その結果、チョーキング現象が現れてしまうということです。
つまり、紫外線と白色顔料によって塗料の劣化が進むというわけですね。
どうやって制御する?
ラジカルが発生する原因が「白色顔料」と「紫外線」ということで、基本的にほとんどの塗料は劣化を食い止めることができないということがわかりました。しかし、ラジカル制御型塗料は「ラジカルを制御できる」塗料なので、塗料の劣化を緩やかにすることができます。
一体どうやって制御しているのでしょう?
紫外線を防ぐということは、日光を当たらないようにするしか方法がないので無理です。日傘のようなものが用意できるのであれば別ですが、日当たりが悪くなるのは好ましくありません。また、仮に日光を遮ることができたとしても、若干の紫外線は入り込んでしまうので完全に防ぐということは難しいでしょう。
そのため、アステックペイントがアプローチしたのは「白色顔料」の方です。
通常の白色顔料は「有機顔料」というものを使用しています。アステックペイントでは、有機顔料を以下のように説明しています。
塗料、インク、合成樹脂、織物、化粧品、食品などの着色に使用する粉末で水や油に不溶のものの種類の一つ。 自然界にある無機顔料で着色することができない色味を出すために、石油成分から構成される有機化合物であり、鮮やかな色・豊富な色数を出すことが可能。 無機顔料よりも隠蔽性が低く、耐候性が低く、退色しやすい傾向がある。 |
(引用:AP ONLINE トソウペディア)
つまり、有機顔料は石油製品だということです。
そして、有機顔料を使用して白色顔料の場合、紫外線と結合してラジカルが発生してしまっても、塗料の成分内で暴れ放題できてしまうので劣化が促進してしまいます。
これをどうにかして治められれば、塗料の劣化を遅らせることができるというわけです。
そこで使用されたのが「ラジカル制御型酸化チタン」を使用した「無機顔料」です。酸化チタン自体は、通常の白色顔料として使用されていて、ラジカルの発生源となってしまいます。
しかし、ラジカル制御型酸化チタンを使用することで、酸化チタンの表面にセラミックバリアー層が生み出され、発生してしまったラジカルを閉じ込めることができるのです。
アステックペイントでは以下のように説明しています。
従来の塗料の白色顔料を「ラジカル制御型の白色顔料」に変更し、耐候性を向上させた塗料のこと。
一般的な白色顔料「酸化チタン」は紫外線によりラジカルを発生させてしまうため、有機物(樹脂・有機顔料)を劣化させてしまう。ラジカル制御型酸化チタンでは、酸化チタンの表層にセラミックのバリアー層が形成されているため、発生したラジカルを閉じ込め有機物へのダメージを減らし、塗料の耐候性を延命する。 |
(引用:AP ONLINE トソウペディア)
ラジカル制御型塗料といえど、ラジカルの発生自体を制限することはできません。しかし、ラジカルが自由に動き回ることを制限すれば、塗料の破壊行動は避けられるということがわかったのです。
その結果、特殊加工された酸化チタンを使用することで塗装の寿命が引き延ばせるようになったわけです。
どれくらいの効果がある?
ラジカル制御の効果自体は、酸化チタン自体が劣化しないので半永久的に発揮されます。ただし、塗膜自体の劣化は徐々に進んでしまうので、塗料の寿命と同時に効果が損なわれると理解しておけば良いでしょう。
例えば、塗料の耐候性が10年であれば、それ以降は塗装の十分な耐久性を維持できなくなるため、ラジカル制御の効果に関係なく塗装がダメになってしまうという理解で間違っていません。
ラジカルによってのみ塗料が劣化するという状況であれば良いのですが、劣化要因は他にも存在するため、どうしてもラジカル制御だけで永久に塗装を維持できるというわけではないのです。
HALSって何?
ラジカル制御型塗料の説明を見ていると「HALS」という言葉が出てきます。こちらについて、アステックペイントでは以下のように説明をしています。
ヒンダートアミン系光安定剤(Hindered Amine Light Stabilizer)の略称のこと。塗膜の耐候性を向上させるために用いる添加剤。
塗料に添加または結合させることにより、塗膜の劣化の要因となるラジカルを捕捉して、塗膜の耐候性を向上させる添加剤。 |
(引用:AP ONLINE トソウペディア)
要するに、ラジカルを捕まえる成分だという認識で良いでしょう。
ラジカル制御型酸化チタンを使用していても、セラミックバリアー層を飛び出てしまうラジカルが発生してしまいます。このラジカルは、通常通り樹脂成分の結合を破壊して回るので、放置していれば徐々にチョーキング現象が発生してしまうでしょう。
しかし、HALSを塗料に混ぜ込むことで、飛び出てしまったラジカルは暴れる前に捕獲することができるというわけです。
ロングライフな塗料のおすすめ
ラジカル制御型塗料の中でも、非常に効果の高いアステックペイントのおすすめ塗料をご紹介します。肝心なのは「ロングライフ性能」と「低コスト」という点です。
ロングライフであるものの、塗料価格が高すぎて使いづらいというものはたくさんあります。低コストでロングライフを実現できる塗料だからこそ、多くの方におすすめできるようになります。
これからご紹介する2つの塗料は、多くの塗装業者でもおすすめしている塗料です。
スーパーラジカルシリコンGH
アステックペイントの塗料の中でも、塗料名に「ラジカル」と入れるほど非常に優れた耐候性を誇る塗料が「スーパーラジカルシリコンGH」です。
水性の1液性塗料なので、配合による品質の差は生まれません。HALSと特殊酸化チタンによって圧倒的な抗体構成を発揮します。しかも、選べるカラーバリエーションも豊富です。
- ・艶有 アステック標準色68色+特別色対応可
- ・3分艶 アステック標準色67色+特別色対応可
- ・艶消 アステック標準色65色+特別色対応可
【製品データ】
◯荷姿…16kg ◯塗布量…0.25~0.35kg/㎡ ◯希釈…0.8~1.6L(清水) ◯艶…艶有・3分艶 ◯色… 艶有 アステック標準色68色+特別色対応可 3分艶 アステック標準色67色+特別色対応可 艶消 アステック標準色65色+特別色対応可 【対応素材】 窯業系サイディング・モルタル・ALC・コンクリート・波形スレート(外壁)※・各種旧塗膜 ※高圧洗浄有り 【JIS規格】 スーパーラジカルシリコンGH(艶有) ■JIS K 5660 つや有合成樹脂エマルションペイント 『容器の中の状態』『低温安定性』『塗装作業性』『乾燥時間』『塗膜の外観』『鏡面光沢度』『耐水性』『耐アルカリ性』『耐洗浄性』『耐湿潤冷熱繰返し性』全て合格 ■『防カビ性』社内試験規格合格(かび抵抗性試験方法:JIS Z 2911) ■『防藻性』合格※社内試験による全て合格 スーパーラジカルシリコンGH(艶消、3分艶) ■JIS K 5663 合成樹脂エマルションペイント及びシーラー 『容器の中の状態』『低温安定性』『塗装作業性』『乾燥時間』『塗膜の外観』『隠ぺい率』『耐水性』『耐アルカリ性』『耐洗浄性』 |
シリコンREVO1000(-IR)
現在、多くの塗装業者がおすすめするアステックペイントの代表塗料にも数えられているのが「シリコンREVO1000(-IR)」です。IRがついたものは「遮熱性」も併せ持つ高性能塗料になっています。
- ・耐候性
- ・低汚染性
- ・遮熱性
外壁塗装に求められる代表的な効果が一挙に付与できるにも関わらず、価格は据え置きで選びやすいという最高の条件が揃っています。
あえて「マイナスポイント」を上げるとすると、この塗料は「決して1番ではない」ということです。耐候性なら、無機塗料やフッ素塗料の方が優れており、低汚染性は超低汚染塗料が上にあります。遮熱性も専用のものがあるということで、全てがトップレベルから一段下がった場所に位置する塗料です。
これを言い換えると「全てが非常に高いレベルで実現できたオールマイティーな塗料」となるわけです。
多くの効果を一気に付与したいならば、シリコンREVO1000(-IR)を選ぶべきでしょう。
外壁塗装の耐用年数を伸ばしたいなら「おうちのかかりつけ医OHANA」へ!ラジカル制御型塗料で長持ち
今回のお役立ちコラムでは、塗料が劣化する原因や、ラジカル制御型塗料の仕組み、おすすめの塗料について解説しました。
塗料の劣化は、紫外線、雨、砂埃など、さまざまな要因によって引き起こされます。ラジカル制御型塗料は、特殊な酸化チタンとHALS(ヒンダートアミン系光安定剤)を使用することで、塗料の劣化を遅らせ、耐用年数を伸ばす効果があります。
福岡市で外壁塗装をご検討中の方は「おうちのかかりつけ医OHANA」へお気軽にご相談ください。アステックペイントのラジカル制御型塗料「スーパーラジカルシリコンGH」や「シリコンREVO1000」など、お客様のニーズに合わせた最適な塗料選びと施工をご提案いたします。お問い合わせは、問い合わせフォーム、メール、電話、またはショールームへのご来店にてお待ちしております。
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