お役立ちコラム

福岡市の屋根塗装はOHANAまで|戸建ての屋根塗装前にアスベスト診断を受けませんか?

著者:庄嶋 善則

福岡市の屋根塗装はOHANAまで|戸建ての屋根塗装前にアスベスト診断を受けませんか?

福岡市で外壁塗装工事&屋根塗装&リフォーム工事なら

福岡市城南区の住宅塗装専門店の株式会社OHANA(オハナ)へ!


外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です!

福岡市では、古い戸建て住宅の屋根にアスベストを含む建材が使用されている場合があります。これらの材料は、かつてはその耐久性と経済性から広く利用されていましたが、アスベストの健康へのリスクが明らかになり、現在ではその扱いに厳しい規制が設けられています。

アスベストの危険性が高いとされ、特に解体やリフォームを行う前には、これらの材料が含まれているかどうかの事前調査が法律で義務付けられています。屋根塗装を計画している場合には、この事前調査が非常に重要で、アスベスト含有材料の適切な管理や除去が求められます。調査結果に基づいて、安全な屋根塗装やリフォームを進めることが可能になり、住民の健康と安全を守るための第一歩となります。

今回のお役立ちコラムでは、福岡市における屋根塗装とアスベスト診断の流れ、法改正による影響、そして戸建て住宅のオーナーが知っておくべき情報を詳しく解説します。アスベストの安全な取り扱いが、美しい住まいを長持ちさせるための鍵となりますので、この情報を参考に適切な手続きを進めていただければと思います。

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アスベストに対する法改正

アスベストは、近年更なる厳しい条件をつけられるようになっています。すでに建材の製造は廃止されていますが、すでに使用されてしまっているアスベストに対する対応が難しくなっているのです。

その中でも注目したい3点を簡単にご紹介します。

 

アスベストレベル3

アスベストに対する規制は以前からありました。しかし、実際に作業している業者が見落としてしまうことで、後から大きな問題に発展してしまうことが頻発しているため、2021年4月よりアスベストの危険性を引き上げることとなったのです。

 

大気汚染防止法

2020年6月5日に大気汚染防止法の一部が改正されています。

建築物等の解体等工事における石綿の飛散を防止するため、全て の石綿含有建材へ規制を拡大するとともに、都道府県等への事前 調査結果の報告の義務付け及び作業基準遵守徹底のための直接罰 の創設等、対策が一層強化されました。

(引用:環境省 大気汚染防止法が改正されました

要するに、解体作業前にアスベストがあるかどうか調査しろということです。

 

アスベスト事前調査義務化

これがポイントなので大気汚染防止法と被せています。

「解体前の事前調査は義務化しました。」

これだけはしっかりと覚えておきましょう。もし戸建て住宅を解体するとなった場合、すんなりと解体できなくなったということです。一旦アスベストの調査をして、問題がなければ工事開始、アスベストがあったら対処をしっかりやらなければならないということになります。

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アスベストのレベル3とは

アスベストのレベル3とは

では、アスベストのレベル3とは何なのかという点を考えていきましょう。この「レベル」ですが、建材に対する危険度を表しています。数字が小さくなるほどに危険度が高いため、レベル3というのはあまり危険度が高いものではありません。

わかりやすいようにレベル別にどんな建材かを示してみましょう。

レベル1 【石綿含有吹付け材】

①吹付け石綿

②石綿含有吹付けロックウー

ル(乾式)

③湿式石綿吹付け材 (石綿含

有吹付けロックウール(湿式))

④石綿含有吹付けバーミキュ

ライト

⑤石綿含有吹付けパーライト

レベル2 【石綿含有耐火被覆材】

①耐火被覆板

②けい酸カルシウム板第二種

【石綿含有断熱材】

①屋根用折版裏石綿断熱材

②煙突用石綿断熱材

【石綿含有保温材】

①石綿保温材

②けいそう土保温材

③パーライト保温材

④石綿含有けい酸カルシウム

保温材

⑤不定形保温材

(水練り保温材)

レベル3 【その他石綿含有成形板】

①石綿スレート

②けい酸カルシウム板第一種

③住宅屋根用化粧スレート

④押出成形セメント板

⑤窯業系サイディング

⑥パルプセメント板

⑦スラグせっこう板

⑧フロー材

⑨ロックウール吸音天井板

⑩石膏板(ボード)

⑪石綿円筒

⑫ビニル床タイル

⑬その他石綿含有成形板

(抜粋:厚生労働省 石綿飛散漏洩防止徹底マニュアル[2.20版]平成30 年3月

レベル3に分類されているのは、建材自体の硬さがあり比較的安定しているものばかりです。これらの対処が杜撰だったため、危険度を引き上げてレベル3に該当するものに対してもしっかりと対処させようという運びになりました。

 

石綿含有材の作業基準

アスベスト関係の建材には「成形板」と「上塗材」に分けられます。それぞれの作業基準を簡単にご紹介しましょう。

石綿含有成形板 ・切削禁止で手バラし

・手バラしできない場合は湿潤化して飛散防止

・ケイ酸カルシウム板第1種は湿潤化し周囲を養生する

石綿含有上塗板 ・薬液等で湿潤化した上で除去

・電動グラインダー等を使用する場合、湿潤化で飛散防止、周囲養生で隔離する

 

これらの対応をしなければならないため、別途費用が発生してしまいます。これは屋根塗装時の「葺き替え」でも同様です。

 

アスベスト工事の作業手順

アスベスト含有屋根材を使用している場合、これまでは特に特別な手順を踏むことはありませんでしたが、法改正に伴い徹底した飛散防止策を講じる必要が出てきました。

その手順の簡単な流れだけご紹介します。

  1. 1.アスベスト飛散防止のための徹底した養生
  2. 2.散水や噴霧でアスベストを鎮静化
  3. 3.原型を崩さないように撤去
  4. 4.作業後は真空掃除機にて徹底的に掃除

これらはスムーズに作業が終えられた場合の「最低限」の手順です。常にアスベストが活発化しないように湿潤化を徹底し、作業者も吸い込まないように対処しなければなりません。

 

軽微作業に対する規定

厚生労働省の通知では、簡単な作業は特に事前調査や記録の保存は必要ないとされています。ここでいう簡単な作業というのは以下のような作業を指します。

  • ・釘打ちで固定
  • ・刺さっている釘の除去
  • ・ビス止め

要するに、アスベストの飛散がほぼ考えられない作業であれば、細かく気にしないでも良いということです。

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大気汚染防止法

大気汚染防止法

大気汚染防止法で定められた内容によって、どのような変化が生じたかをご紹介します。これらを守らなかった場合、我々施工業者は罰則の対象となってしまうため、アスベストに対応する場合のコスト割り増しは避けられないでしょう。

 

規制対象建材の拡大

基本的に、レベル3に設定されていた石綿含有建材に関しては、これまでお目溢しがありました。しかし、多くの現場でトラブルが発生したこともあり、今後は「全ての石綿含有建材」を規制対象にします。

 

罰則の強化

撤去作業方法の間違いは、直接罰の対象となりました。そのため、これまでは端折ることも多かった隔離措置なども徹底する必要があります。屋根材撤去時も、しっかりと隔離措置を講じた上で行わなければならなくなるため、ダンプの荷台に投げ入れるような対処はできなくなります。

 

事前調査の信頼性確保

アスベストの事前調査を行う場合、特定の資格取得が義務付けられました。そのため、無資格事業者ではすぐにアスベスト含有屋根材を使用している建物を対処できなくなっています。

 

作業記録の保存

この作業記録は、アスベストの事前調査を行える有資格者による作成が必要なので、特殊作業としての扱いが追加されてしまいます。そのため、工事コストに上乗せされることとなるでしょう。

 

アスベスト事前調査義務化とは

アスベスト事前調査義務化とは

アスベストの事前調査が義務化されたことで、各業者では資格保有者を確保する必要が出てしまいました。では、どのような資格が必要で、その資格によってどのようなことができるのかを簡単にご紹介します。

 

一般建築物石綿含有建材調査者

一般建築物とは、戸建て・アパート・マンション等の住居をはじめ、その他商業施設や体育館など、あらゆる建築物を指します。これらに使用されているアスベストを調査するために必要な資格です。

一般的に建物と認識できるもの全てを調査することができます。

 

一戸建て等石綿含有建材調査者

一戸建てやアパート・マンションなどの住居に限定して調査を行うことができる資格です。最低限この資格を取得していない業者は、アスベスト系の工事を自社だけで行うことが許されなくなりました。

 

特定建築物石綿含有建材調査者

1つの建築物において、次に掲げる特定用途の1又は2以上に使用される建築物であること。特定用途:興行場、百貨店、集会場、図書館、博物館、美術館、遊技場、店舗、事務所、学校(研修所を含む。)、旅館

1つの建築物において、特定用途に使用される延べ面積が、3,000平方メートル以上であること(ただし、専ら学校教育法第1条に定められている学校(小学校、中学校等)については、8,000平方メートル以上であること)

 

これらを満たす建物が特定建築物です。このような施設のアスベスト調査には、別途特定建築物用の資格を取得しなければならないと規定されました。

 

おうちのかかりつけ医OHANAと共にアスベストの安全対策を

おうちのかかりつけ医OHANAと共にアスベストの安全対策を

福岡市における戸建て住宅の屋根塗装を考える際、アスベストの診断と対応は非常に重要なステップとなります。法改正により、アスベスト含有建材の扱いがより厳しく規制されている今、適切な手順での対応が求められています。アスベストが既に使用されている建物では、解体やリフォーム前に必ず専門の調査を受けることが法律で義務付けられています。

このため、おうちのかかりつけ医OHANAではアスベスト診断から安全な屋根塗装まで、一貫したサービスを提供しています。認定された専門家が正確な調査を行い、必要に応じて適切な処置を施します。アスベストが確認された場合は、法規制に基づく安全な撤去を行い、お客様とその家族の健康を守ります。

アスベストに関するご心配や屋根塗装のご計画があれば、OHANAまでお気軽にご相談ください。お問い合わせはウェブサイトの問い合わせフォーム、メール、またはお電話で受け付けております。さらに、実際の材料をご覧になりたい方や、直接の相談をご希望の方は、ぜひショールームへお越しください。専門スタッフが皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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