お役立ちコラム
モルタル外壁の主な外壁劣化症状は?モルタル外壁のメリット・デメリットも解説
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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です!
モルタル外壁は1960年から1990年ごろの建物に多く利用されている歴史のある建材です。そのため、これまでに幾度となく塗り替えや補修をしたという方もいらっしゃるでしょう。また、デザインモルタル外壁で新築したという方は、最近になって劣化してきたため、どの程度の補修が必要なのか気になるという方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回のお役立ちブログでは、モルタル外壁の特徴やおもな外壁劣化症状についてくわしくお話ししていきたいと思います。
もし、今回お話しする劣化症状に当てはまるならば、なるべくはやく補修依頼することをオススメします!
モルタル外壁のおもな外壁劣化症状7つ
モルタル外壁の主な外壁劣化症状は以下の7つです。
- ・ひび割れ
- ・塗装の剥がれ
- ・チョーキング
- ・コーキング材の劣化
- ・モルタルの浮き
- ・モルタルの剥落
- ・サビ
実際の外壁を確認していずれかに当てはまるなら、はやめに外壁塗装会社に補修や塗装をお願いするといいでしょう。
モルタル外壁で多く見られる劣化症状①|ひび割れ
モルタル外壁が劣化すると、ひび割れを起こしやすくなります。ひび割れは大きくわけて「ヘアークラック」「構造クラック」という2種類があり、どちらに相当するかで劣化症状の深刻さが変わります。
軽度なひび割れだが注意は必要!「ヘアークラック」
「ヘアークラック」は、幅が0.3mm未満深さ4mm未満の細かなひび割れのことを指します。現時点ではそこまで深刻ではありませんが、ひびが広がる可能性もあるため注意が必要です。
塗装する場合は補修してから仕上げる形となるため、外壁塗装業者に依頼すればすぐに解決します。
とくに細かなひびであれば、ホームセンターなどで補修剤をそろえてDIYで応急処置することも可能でしょう。
放置すると内部が腐朽するかも!「構造クラック」
「構造クラック」は、幅が0.3mm以上深さ4mm以上の細かなひび割れのことを指します。深さがあるために外壁内部に雨水が染み込みやすく、放置すると内部が腐朽したりサビの原因となったりします。
早期の発見であれば、ひびを塞ぐだけで済むため、できるだけはやく補修するべきです。
開口部まわりのひび割れが多い理由
窓やドアなどの開口部まわりはとくにひび割れが起こりやすく、困っている方も多いでしょう。ひび割れが起こりやすい理由は、構造的に開口部には柱などの骨組みがなく、重みに耐えたり分散する機構が不十分になったりしやすいからです。
窓やドアがある以上、ひび割れを回避するのは難しいため、開口部は定期的に確認し、はやめに補修するようにしましょう。まったく使用していない窓などであれば、窓を埋めて壁にしてしまうのも手です。
モルタル外壁で多く見られる劣化症状②|塗装の膨れや剥がれ
どんな塗装でもしだいに色あせていき、そのまま放置すると膨れたり剥がれたりして、防水機能を完全に失います。
塗料の防水性が失われた状態が続くと、モルタル外壁に雨水が染み込み、内部の腐朽やカビの繁殖などを引き起こすため、できるだけはやく再塗装した方が良いでしょう。
再塗装する際は、現在の塗膜を完全に剥がし丁寧に洗浄してからの塗装となるため、塗装会社に依頼すればとくに自分ですることはありません。
モルタル外壁で多く見られる劣化症状③|チョーキング
チョーキングも塗装の劣化現象の1つで、壁に触れると白い粉が付く状態です。白い粉は塗膜が変質して浮き出たものなので、白い粉を洗い流したとしても根本的な解決にはなりません。
完全に防水機能が失われるまえに補修と再塗装をすべきでしょう。
チョーキングによく悩まされているのであれば、外壁塗装会社に「チョーキングに強い塗料で塗装してほしい」と依頼することをオススメします。適切な塗料を提案してくれるでしょう。
たとえばラジカル塗料はチョーキングや紫外線、雨風に強いことで知られており、外壁の塗料として一般的なシリコン塗料とくらべてもそこまで大きな金額差はありません。
モルタル外壁で多く見られる劣化症状④|コーキング材の劣化
モルタル外壁は、板状の外壁を組み合わせて施工する場合と違ってつなぎ目がなく、あまりコーキング材を必要としませんが、サッシまわりやひび割れの補修には用いられます。
コーキング材が劣化してひびが入ると隙間から雨水が染み込んでしまうため、見つけた時点で補修した方が良いでしょう。はやの発見ならば大して費用もかからず、大事に至りません。
モルタル外壁で多く見られる劣化症状⑤|モルタルの浮き
塗料の防水性が失われた状態で時間が経過すると、含水と乾燥を繰り返しモルタルが膨張して浮いてしまうことがあります。
モルタルの隙間に雨水が入り込み続けると、建物の悪影を与えて寿命を縮めてしまうため、劣化レベルとしては緊急性が高い部類に入ります。
軽度の浮きであれば、浮いている箇所だけの補修と再塗装で済むため、費用もあまりかかりません。浮いた部分を放置すると、雨漏りリスクが増大し、修繕費用もかなりかかってしまうため、できるだけはやく塗装業者に連絡しましょう。
モルタル外壁で多く見られる劣化症状⑥|モルタルの剥落
モルタルの剥落は塗膜の劣化だけでなく、地震で起こる可能性もあります。いずれにしても外壁がむき出しの状態になってしまうため、早急に補修すべきです。
場合によっては応急処置をする必要もあるため、やはりできるだけはやく塗装業者に連絡しましょう。
モルタル外壁で多く見られる劣化症状⑦|サビ
モルタルを塗る際にはラス鋼という格子状の下地材を組み込みます。ひび割れやモルタルの浮きなどの影響で、ラス鋼が雨水にさらされるとサビてしまうため注意が必要です。
ラス鋼のサビを放置すると今以上にダメージが広がり、重度な劣化になりかねないため、サビを発見した場合も早急に補修すべきです。
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モルタル外壁の特徴
モルタルはとても柔軟性が高いため、直接壁に塗りしません。まずラス鋼と呼ばれる格子状の下地材を設置し、その上からモルタルを塗って仕上げていきます。
モルタルは、1990年ごろに登場した窯業サイディング(セメントに繊維質を混ぜて板状にしたもの)が一般的になるまでは、もっともポピュラーな外壁でした。「実家がモルタル外壁だった」「懐かしいからあえてモルタル外壁にした」という方も多いでしょう。
窯業サイディングと違ってつなぎ目がないため、コーキング材で外壁と外壁の隙間を埋める必要がなく、仕上げ方によってはさまざまなデザインを施せる特徴もあります。さらに、耐火性や断熱性にも優れる優秀な外壁です。
一方で表面にひび割れが発生しやすく、防水性がひくいため定期的なメンテナンスや塗装が必要になります。すでに板状となった窯業サイディングと違って、現場で仕上げないといけないため、工期が長くコストも高くなりがちです。
職人の腕によって仕上がりの質が大きく変わってしまうのも、デメリットと言えるかもしれません。
モルタル外壁は仕上げ方法によっても特徴が変化し、耐用年数も違うため、建物の外壁がどのタイプであるか把握しておきましょう。
モルタルの仕上げタイプその1「リシン」
「リシン」は、細かく砕いた石や砂にセメントなどを混ぜたものを吹き付けて施工するため、表面がザラザラをした仕上がりになります。モルタル外壁の中でもとくにコストパフォーマンスに優れているため、多くのモルタル外壁はリシンです。
リシンの耐用年数は8年くらいで、デメリットとしては他の仕上げ方法とくらべて若干耐用年数が短いことです。また表面の凹凸が激しいため、汚れが入り込みやすい点も注意が必要でしょう。
モルタルの仕上げタイプその2「スタッコ」
「スタッコ」は、合成樹脂などに細かく砕いた石や砂を混ぜてコテやローラー、吹き付けなどで施工したもので、リシンより分厚く立体感のある仕上がりになります。分厚い分耐用年数が少し延び10年ほど保つでしょう。
スタッコのデメリットは、表面の凹凸が複雑なために汚れが入り込みやすい点、仕上げ方の中でも難しく費用がかかる点、補修も難しい点などがあげられます。
モルタルの仕上げタイプその3「吹き付けタイル」
「吹き付けタイル」は、細かく砕いた石や砂などと樹脂を混ぜ合わせたものをタイルガンという塗装機で吹き付けたものや、吹き付けたものをローラーで仕上げたものを指します。リシンやスタッコとくらべて大きめの緩やかな模様になるのが特徴です。
耐用年数は使用する樹脂によって大きく変わりますが比較的丈夫だといわれています。リシンやスタッコは単層ですが、吹き付けタイルは3層にわけて仕上げるため、塗膜が分厚くモルタル外壁の中でも耐久性が高い方です。
吹き付けタイルのデメリットは、施工時の機械音が大きく、塗料が飛び散りやすい点です。そのためしっかりと養生して作業する必要があり、風の強い日は延期になる可能性があります。
モルタルの仕上げタイプその4「左官仕上げ」
左官仕上げは、職人がモルタルや漆喰などの材料を使ってコテやローラーで丁寧に仕上げます。職人の技術によってさまざまなデザインが施せるほか、現在では機械工具を使って安価に仕上げることも可能です。
耐久性の高い素材を使うため、モルタル外壁の中でも比較的耐久性が高く、汚れが付きにくいためメンテナンスも簡単です。
左官仕上げのデメリットは工程が複雑なので工期が長く、機械工具を使わない場合はコストが高くなりがちな点、材料によっては変色しやすい点などがあげられます。
またモルタル外壁の中では汚れにくいものの、1度汚れると汚れが目立ちやすく、定期的なメンテナンスが必要になります。
モルタル外壁の劣化を放置すると内部が腐朽するかも
モルタル外壁の劣化は、塗膜の劣化にはじまり、モルタルに雨水が染み込み、そのまま放置すると内部まで影響を及ぼしていきます。
内部に雨水が染み込むと腐朽が徐々に広がって建物の寿命を縮めてしまうため、できれば塗膜の劣化を感じた時点で補修や再塗装を行った方が安心です。
対応がはやいほど補修にかかる費用は安く済むし、点検や調査だけなら無料なので、できるだけはやく塗装会社に連絡することをオススメします。
モルタル外壁の診断・補修・塗装工事なら「おうちのかかりつけ医OHANA」へご相談ください!
モルタル外壁の劣化は素人目には判断が難しいことも重要なポイントです。モルタル外壁の劣化診断は目視だけでは難しいでしょう。
モルタル外壁はひび1つとっても、長さや深さによって最適な修繕方法が異なるデリケートな建材です。そのため、外壁劣化診断力の高い塗装業者に依頼することをオススメします。
当社「おうちのかかりつけ医OHANA」は、外装劣化診断士として福岡市内、福岡市近郊エリアで多くのモルタル外壁のお住まいを診断してきました。やはり、お住まいごとに劣化症状が異なり、それぞれで異なる施工方法で修繕工事を実施してきました。
モルタル外壁の劣化診断は診断に関する知識だけではなく、実際に補修工事、修繕工事、塗装工事に携わってきた業者でなければわかりにくい部分もあります。だからこそ、モルタル外壁の劣化はぜひ当社にご相談ください。
私庄嶋をはじめ、経験豊富な外装劣化診断士が、あなたのお住まいを守ってくれる『モルタル外壁の劣化』を細かく診断させていただきます!
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