お役立ちコラム
金属サイディングの特徴や主な外壁劣化症状は?メンテナンス方法も解説
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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です!
金属サイディングは、その名のとおり金属でできたサイディングであり、日本国内では窯業サイディング(セメントに繊維質を混ぜたサイディング)の次によく使われている外壁材の1つです。
金属サイディングも他の外壁材と同じく定期的なメンテナンスが必要であり、劣化のサインを見逃すと建物の寿命を縮めてしまうため注意が必要です。
そこで今回のお役立ちコラムでは、金属サイディングの特性や主な外壁劣化症状を5つ紹介します。
金属サイディングとは
金属サイディングはアルミニウムやガルバリウム、スチールなどで作られた外壁材です。
金属サイディング材は元となる金属の素材で機能が異なります。
アルミニウム製の金属サイディングは防サビ機能が高い反面、高価という特徴があります。
ガルバリウム製はアルミニウム製に次いで防サビ希望が高く価格とのバランスも良いため近年人気の金属サイディング材です。
スチール製は金属サイディング材の中では安価な一方、上記の2つの素材よりも防サビ機能で劣ります。
金属サイディングは窯業サイディングと比べると高価ですが、耐震性が高く比較的サビにも強いため、メンテナンス費用を抑えられます。
金属サイディングのメリットとデメリット
金属サイディングは軽くて加工しやすく耐震性や耐火性能の面で優れている外壁材です。耐久性も高く、10年から15年程度は特にメンテナンスをしなくても機能が落ちません。
一方で傷つきやすく、風災やひっかき傷からサビが進行することもあり、築10年から15年以上の場合は、塗装などのメンテナンスが必要になってきます。サビを放っておくと、金属サイディングが腐食したり雨漏りの原因となったりするため、早めの対処が重要です。
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金属サイディングの主な外壁劣化症状は5つ
金属サイディングの主な外壁劣化症状は5つです。いずれかに当てはまるのであれば、なるべく早くメンテナンスした方が良いでしょう。
【外壁劣化症状・その1】金属のサビ
金属サイディングでもっとも注意したいのはサビです。金属サイディングはセメントでできた窯業サイディングやモルタルと違って水が染みこんだりしませんが、防水性が失われた状態で水にさらされるとサビてしまいます。
金属サイディングをサビから守るには塗装が最適ですが、塗装の防水性が失われてしまえば、築10年から15年たった金属サイディングはサビてしまうでしょう。
サビは放っておくと進行するためなるべく早く、サビを取って再塗装する必要があります。サビを軽視すると良いことがないため、心配な方は1度検査してもらうことをオススメします。
【外壁劣化症状・その2】塗膜の退色・浮き・はがれ
塗装された金属サイディングであれば、どんな塗料を使っていたとしてもいずれ退色したり、浮いたりしてしまいます。
たとえば外壁材の塗料としてもっとも一般的なシリコン塗料は、耐用年数7年から15年といわれており、耐用年数の長いフッ素塗料でも12年から20年もたてば再塗装が必要です。
もし前回、屋根と外壁を同じタイミングで塗装しているならば、外壁だけでなく屋根も再塗装した方が良いでしょう。(耐用年数が同じであるだけでなく、外壁と屋根を別々に塗装するよりも安く施工できます。)
一方で前回の塗装からあまり時間がたっていないのに塗膜の退色や浮き、はがれが起きた場合は自然な劣化でなく、前回の施工に何らかの問題があった可能性があります。その場合は、なるべく早く施工会社に連絡しましょう。保証期間内であれば無料で補修してもらえるはずです。
【外壁劣化症状・その3】チョーキング(触れると白い粉が付く)
チョーキングとは、外壁に触れた時に白い粉が付く状態を指します。白亜化現象とも呼びます。チョーキングも塗膜の退色・浮き・はがれと同じく、金属サイディング自体の劣化ではなく、塗料の劣化症状の1つです。
白い粉は塗料が変質して浮き上がってきたものであり、白い粉を洗い流したとしても、塗料の機能が失われていることにかわりないため、再塗装が必要になります。
チョーキングも塗装して間もない頃に起きる症状ではないため、前回の塗装からあまり時間がたっていないなら、施工ミスが考えられます。なるべく早く施工会社に連絡し、補修してもらいましょう。
【外壁劣化症状・その4】コーキング材の劣化
金属サイディングと金属サイディングの隙間などに使われているコーキング材が劣化すると、そこから雨水が入り込み金属サイディングをサビさせたり、建物内部に雨水が浸入してしまったりします。
コーキング材の寿命は7年から15年ほどといわれており、ヒビが入っていたり削れたりしているならば補修が必要です。
補修方法は現在のコーキング材を全てはして取り替える「打ち替え」と呼ばれる方法と、現在のコーキング材の上に重ねて塗る「打ち増し」という方法の2種類があります。
打ち替えよりも打ち増しの方が安いですが、長期的な目でみるとかかる費用はあまりかわらないため、打ち替えの方がオススメです。
ちなみにサッシ周りは打ち替えするのが困難なので、打ち増しで補修することが多いです。コーキング材はホームセンターなどにも売っていますが、やり方を間違えるとかえって建物を傷めてしまうため、慣れていない方にはオススメしません。
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【外壁劣化症状・その5】変形や役物(コーナー部分)の劣化
金属サイディングは、平らな板面と窓や外壁の角などに使用される役物(やくもの)という特殊な部材で構成されています。
板面や役物が変形したり劣化したりすることもあります。軽度の変形や損傷であればコーキング材などで補修できますが、大きく欠損している場合などは交換が必要になるでしょう。
放置すると、更に歪んだり損傷が大きくなってしまうため、やはり早めの処置が必要です。
金属サイディングはサビ対策が重要!劣化を感じたら再塗装!
「【外壁劣化症状・その1】金属のサビ」でもお話したとおり、金属サイディングでもっとも注意したいのはサビです。
サビ対策でもっとも一般的なのは塗装とコーキング材のメンテナンスであり、塗装とコーキング材の機能が保たれている限り、金属サイディングがサビることはほとんどありません。
塗装やコーキング材の補修だけであれば、金属サイディングの交換よりも安く済ませることができるため、定期的な点検と補修をオススメします。
金属サイディングに最適な塗料の選び方
塗料の名前 | 耐用年数 | 1平方メートルあたりの単価 |
アクリル塗料 | 3〜8年 | 1,000〜1,800円 |
ウレタン塗料 | 5〜10年 | 1,700〜2,500円 |
シリコン塗料 | 7〜15年 | 2,300〜3,500円 |
ラジカル塗料 | 8〜16年 | 2,200〜4,000円 |
フッ素塗料 | 12〜20年 | 3,500〜4,800円 |
光触媒塗料 | 10〜20年 | 3,500〜5,500円 |
セラミック塗料 | 10〜25年 | 2,300〜4,500円 |
無機塗料 | 10〜25年 | 3,500〜5,500円 |
塗料は耐用年数が長いものほど高価になる傾向があります。もっとも一般的なのはシリコン塗料ですが、ラジカル塗料はチョーキングに強く、セラミック塗料は耐候性が高く断熱や遮熱機能も持ち合わせています。
どの塗料が良いかは予算だけでなく環境や立地も踏まえて考える必要があるため、塗装業者に相談すると良いでしょう。たとえば「汚れやすいから汚れにくい塗料を!」「ひび割れしにくい塗料を!」といえば、要望にあった塗料をすすめてくれるはずです。
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