お役立ちコラム
フッ素塗料のメリットとデメリットをとことん追求します
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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です!
高機能塗料として知られている「フッ素塗料」ですが、完全無欠な塗料というわけではありません。良い面もあれば悪い面もあります。外壁塗装でフッ素塗料を使うことを希望されているのであれば、まずはフッ素塗料の持つメリットとデメリットをしっかりと理解した上で選ぶようにしましょう。
今回の記事では「フッ素塗料のメリット・デメリット」をとことん追求していこうと思います。
フッ素塗料で施工した際に届く声の中から、代表例をご紹介していきたいと思います。
フッ素塗料のメリット
フッ素塗料のメリットは、とてもたくさんあります。メリットの多くが、塗装によって「快適性が上がる」ということに共通しますが、その中でもより効果を実感している方が多いものをご紹介していきます。
耐用年数は信用性が高い
フッ素塗料の耐用年数は、他の高性能塗料の表示している情報よりも信ぴょう性が高いです。というのも、フッ素塗料が世界で初めて発表されたのが「1988年」のことです。つまり、すでに35年もの歴史を持った塗料であるということがわかります。
その歴史が物語っているのが「フッ素塗料の耐用年数の現実」です。15年の耐用年数と言っていたものは、15年以上の効果を発揮していたり、中には公称値よりも少ない耐用年数だったものもあります。
これらは、実際に時間経過があったからこそわかることですが、今高機能塗料として出回っている塗料の多くは、まだ歴史も浅く、実際に表示されている耐用年数以上の施工事例がないものばかりなのです。
その点、フッ素塗料は実際に使用歴もあり、データがあらかた出揃っているため、耐用年数に信頼性があるというわけです。
定期メンテナンスを減らせる
フッ素塗料の耐用年数の長さがあるため、定期メンテナンスが圧倒的に少なく済みます。従来のアクリル塗料のように、3〜5年程度で耐用年数を迎えてしまう場合と、20年の耐用年数を持つフッ素塗料とでは、メンテナンス回数が4〜7回も違います。
これはそのままメンテナンスコストにも影響する事実です。例えば、以下のような施工コストだった場合を見ていきましょう。
アクリル塗料 | ・足場:50万円/回
・施工費:30万円/回 |
フッ素塗料 | ・足場:50万円/回
・施工費:50万円/回 |
どちらも1回の施工だった場合、アクリル塗料は80万円、フッ素塗料は100万円必要です。
1回のコストとしてはフッ素塗料の方が明らかに高額ですが、このままフッ素塗料の次のメンテナンス時期まで考えていきましょう。
アクリル塗料を5年ごとにメンテナンスした場合、耐用年数20年のフッ素塗料に対し3回多くメンテナンスすることになります。すると240万円が余計に必要です。つまり、フッ素塗料の次のメンテナンスまでに400万円かかったことになります。
一方、フッ素塗料は20年ごとに100万円なので、2回目の施工でも100万円となるので、ここで200万円出費しただけになります。完全にアクリル塗料の半分のコストしかかかっていません。
1度に必要なコストは、間違いなく高機能塗料の方が高くなります。しかし、メンテナンススパンとその際にかかるコストを考えると、トータルコストでは高機能塗料の方が安く収まるということです。
定期メンテナンスも少なくすみ、同時にコストも安く済むのであれば、高機能塗料を選ばない理由はありませんね。
工事保証期間が長い
塗料に対する絶対の安心感があるため、業者もフッ素塗料での施工に関しては保証期間を長くしても損をしません。当然、確実な施工が必要です。
もしフッ素塗料で施工した場所にトラブルが発生したならば、それは施工ミスだと諦めるしかありません。それほどまでに、フッ素塗料には信頼性があるのです。ただし、保証できるのは塗装面のトラブルに対してであって、外壁のトラブルまでは保証範囲外とするケースが多いです。
例えば、飛来物によって外壁を傷つけたような場合は対象外になります。
美しい艶が長続きする
フッ素塗料は、そもそも独特の艶が強い塗料です。そのため、発色の良い色との相性がとても良く、劣化するまでこの艶が維持されるのです。また、塗料の特性によっては、フッ素塗料でありながらも柔軟性を持っている製品もあり、外壁のひび割れにも追従できる性能がある場合もあります。
一般的には、フッ素塗料は硬くひび割れやすいとされていますが、柔軟性を持っている場合はそれだけで有用性が高くなるのです。
耐用年数が長いフッ素塗料だからこそ、美しい艶が長続きします。
汚れが付着しにくい
高機能塗料の「高機能」には、塗面が汚れづらいという特製も含まれています。一般的な低汚染塗料も十分汚れの付着が少ないですが、塗面の硬さが特徴のフッ素塗料ならではの超低汚染性能も大きな魅力です。
ただし、フッ素には帯電する特性があるため、汚れを引き寄せる特徴もあります。この特性を打ち消すための成分が配合されることで、超低汚染塗料としての威力を発揮しているのです。
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フッ素塗料のデメリット
多くのメリットを持っているフッ素塗料ですが、デメリットについてもご紹介したいと思います。何事にも良いものばかりはないのです。
価格が高い
はっきり言って、フッ素塗料はとても高額です。これは紛れもない事実なのでどうしようもありません。ただし、製品を購入するのと施工するのとではまた価格の差が違うので、工事費用で考えてみましょう。
塗料の種類 | 施工費用平均相場/m2 |
アクリル塗料 | 1,500〜1,800円 |
ウレタン塗料 | 1,800〜2,200円 |
シリコン塗料 | 2,500〜3,200円 |
フッ素塗料 | 4,000〜4,800円 |
一般的な費用相場で考えると、アクリル塗料に比べ2.5倍程度の価格差があります。外壁塗料のスタンダードとなっているシリコン塗料と比較すると、その差は1.5倍ほどです。
100m2の建物を施工した場合、この価格差はとても大きなものになるのがわかるでしょう。簡単にグレードを上げづらい状況なのは否めません。
職人の技術力必須
フッ素塗料とシリコン塗料では、施工後に技術の差がはっきりと浮き彫りになります。フッ素塗料は、シリコン塗料よりもムラになりやすく、下処理が適当であれば剥がれ落ちるリスクもあります。
もし職人が技術不足で、下処理に時間をかけずにすぐ上塗りを始めてしまった場合、再塗装しなければならないことがあります。
さらに、塗料の粘度にも違いがあり、取り扱いを熟知していなければ周囲を汚す可能性も増えるでしょう。
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一般家庭への実績が少ない
フッ素塗料の価格が高いことはお伝えしましたが、それが理由でフッ素塗料を選ぶ方が少なかったというのは事実です。そのため、つい数年前までウレタン塗料が主力であったのは間違いありません。そして、ようやくシリコン塗料にバトンタッチしたところなのです。
それまで、スタンダード塗料はウレタン系、高級塗料はシリコン系という状況でした。現在はスタンダードがシリコン系、高級路線がフッ素系やラジカル系という状態に移り変わっています。
ただし、一般家庭への実績は少なくても、高層ビルやその他塗装が必要な現場ではすでにフッ素塗料の歴史は長く、十分な実績を持っていることは間違いありません。
屋根には不向き
外壁には外壁の、屋根にはやねのフッ素塗料が存在します。ただし、多くの塗料メーカーでは、めいきのフッ素塗料の耐用年数が短く設定されています。これは、外壁よりも紫外線の影響を受けやすいという場所的な問題があるからです。
艶が強すぎる
フッ素塗料の魅力の一つが「美しい艶」です。しかし、シリコン塗料の艶に比べて強すぎる印象があるのは確かです。そのため、濃色系のカラーでは安っぽく見えてしまうことがあります。
3分艶程度まで艶を抑えることで対応していますが、シックな感じは出しづらいです。
フッ素塗料についてのご質問はOHANAへ!
フッ素塗料はとても優秀な塗料ですが、まだまだ活躍の機会が少ないので、多くの方に使ってみて欲しいという希望があります。しかし、価格の高さや艶の感じが嫌だという意見もあるため、塗料メーカーの製品改良にも期待していきたいところです。
「おうちのかかりつけ医OHANA」では、フッ素塗料での外壁塗装工事経験が豊富なうえ、塗料に関しての知識、外装の劣化症状に関しての知識が豊富な塗装業者です。
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