お役立ちコラム

コンクリートに使える防水塗料の紹介|コンクリートもシーリングは必要?

著者:庄嶋 善則

コンクリートに使える防水塗料の紹介|コンクリートもシーリングは必要?

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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です!

建物の外壁、ひび割れや雨漏りで悩んでいませんか?

雨漏りやひび割れは、建物の美観を損なうだけでなく、構造体にも悪影響を及ぼします。放置すれば、内部腐食やカビの発生など、深刻な問題に発展する可能性があります。

これらの問題を解決するために、建物の外壁には防水対策が欠かせません。しかし、いざ防水対策をしようと思っても、どのような方法があるのか、どの材料を選べばいいのか迷ってしまうことでしょう。

そこで今回は、コンクリートに使える防水塗料の種類と選び方、そしてシーリング材との違いについて詳しく解説します。さらに、アステックペイントのおすすめ防水塗料を8種類ご紹介します。

このお役立ちコラムを読むことで、あなたのお住まいの外壁を雨漏りやひび割れから守るための最適な防水方法を見つけられるでしょう。

 

コンクリートとは

コンクリートとは

コンクリートとは、セメント・砂・砂利を水で混ぜ合わせた建築用の材料です。砂や砂利の持つ耐久性の高さを、セメントで固めることで合理的に活用しています。耐久性・耐火性・耐熱性・遮音性に優れている一方、振動や衝撃に弱いため、適切な耐震構造と組み合わせて使用することが望ましいです。

振動や衝撃に弱いマイナス特性から、表面にひび割れが発生しやすいことがわかります。このひび割れに対して、どのような対処をすれば良いのでしょうか。

 

コンクリートの補修方法

コンクリートの破損にはいくつかのパターンがあります。どんな破損の仕方をしているかによって対処方法が違うので、まずは破損状況を把握しましょう。

 

破損状況 原因 補修方法
クラック 振動による1mm幅以下のひび割れ コンクリート補修材の充填
コンクリートビス等の脱落 コンクリートパテで埋める
剥がれ 表面のモルタルや塗装の劣化 コンクリートパテで止める

 

クラックの場合、放置しておくと広範囲に広がり続けてしまいます。まずはひび割れて広がっている部分の動きを止めなければなりません。そのために、隙間に入り込んで行きやすい状態の補修材を入れ込んでいきます。

広がってしまった場所に物を詰めるので、そのままひび割れが広がってしまいそうですが、エマルション状の補修材を使用するため押し広げるようなことはありません。隙間をしっかりと埋めて、完全硬化することで一体化させることを目的としています。

ひび割れたまま放置すると、振動が加わるたびにクラックを隔てた外壁同士の揺れ係数が変わってしまうため、余計にクラックが進行してしまうのです。つまり、ここでしっかりとクラックを固定することが重要だということです。

コンクリートの穴は、内部の鉄筋を劣化させるため早急に埋めて対処しなければなりません。もしビス打ちが必要であれば、完全硬化させた後に再度設置しましょう。この時、穴に中に隙間があってはいけません。そのため、しっかりと押し込めて空気を抜きながら埋めることが重要になります。

もし、内部に空気が入ったままだと、せっかく埋めた穴が再発してしまうのです。確実に穴の最奥までパテが入り、隙間なく満たされた状態になるように気をつけましょう。

表面の剥がれは、コンクリート自体が脆くなって発生しているわけではありません。しかし、雨ざらしにしておけば、当然劣化してしまうので、剥がれた部分は補修が必要です。放置した場合、剥がれがどんどん進行し、全体をやり直さなければならなくなります。

部分的な剥がれであれば、コンクリート用パテでしっかりと止めておけば大丈夫です。その際、周りとの段差ができないように、しっかりと地ならしすることが重要です。段差がある場合、そこから剥がれやすくなってしまいます。

もし剥がれが広域になっていたり、複数箇所で発生するような状態であれば、素直に全体をやり直すべきです。必ず他の場所が剥がれはじめます。

 

アステックペイントのコンクリートに使える防水塗料

アステックペイントのコンクリートに使える防水塗料

アステックペイントの防水塗料にはいくつもの種類が存在します。

 

EC-5000PCM-IR 超低汚染リファイン1000MF-IR/Si-IR シリコンフレックスJY マックスシールド1500F-JY/Si-JY/U-JY
グラナートSP シリコンREVO1000-IR スーパーラジカルシリコンGH 無機ハイブリッドウォール/JY

 

この中でもおすすめなのが以下の3点です。

  • ・超低汚染リファイン1000MF-IR/Si-IR
  • ・シリコンREVO1000-IR
  • ・無機ハイブリッドウォール/JY

 

超低汚染リファイン1000MF-IR/Si-IR

コンクリートにも使用できる超低汚染塗料なら、施工後の雨によるセルフクリーニング効果を期待できます。しかも、この超低汚染リファインシリーズは密着力が圧倒的に良いので、施工後の剥がれの心配がほぼありません。

MF-IRはフッ素塗料、Si-IRはシリコン塗料なので、艶の出方を調整したい場合にはお好みで使い分けができます。さらに、弾性が必要な場合には、ピュアアクリル樹脂で構成されている超低汚染リファイン弾性1000MS-IRも用意があります。

モルタル仕上げではなく塗装仕上げにするのであれば、超低汚染リファインシリーズはかなりおすすめです。

 

シリコンREVO1000-IR

都会の高層ビルのような、見た目に堅牢さを発揮させながらも、塗料による防カビ性能や防藻性能を期待したいという場合には、シリコンREVOシリーズがおすすめです。艶の出方にも「3分艶/艶あり/艶消し」の3種類から選べるので、お好みの仕上がりを実現しやすいです。

とてもバランスの良い塗料なので、色ムラになりづらいのもこの塗料の特徴といえるでしょう。紫外線・雨・熱などにも耐久性があるため、塗装の効果を実感しやすいでしょう。また、REVOシリーズにはフッ素塗料もあり、フッ素REVO-IRはなんと16年から20年の耐用年数を誇っています。

長期間外壁をメンテナンスフリーで対応したいのであれば、REVOシリーズはとても優秀です。

 

無機ハイブリッドウォール/JY

現在、塗料の最高峰に位置しているのが「無機塗料」です。耐久性・耐候性に優れている上に、無機成分をふんだんに使用していることから遮熱性にも優れている、とても優秀な塗料だといえるでしょう。

その無機塗料の中でも、外壁に最良の結果をもたらしてくれるのが、アステックペイントの無機ハイブリッドシリーズです。含有している無機質はなんと60%という脅威の数字を叩き出しています。

それでいて、塗料に柔軟性を持たせるために有機質を用いて、耐用年数20年以上を実現しました。一般的な無機塗料よりも確実に高寿命とトラブルレスを実現した塗料なので、施工効果を実感するのは間違いありません。

何度もコンクリート壁の対策をしなければならない煩わしさを、少しでも払拭したい方は、無機ハイブリッドシリーズをおすすめします。

 

コーキングとシーリングの違い

コーキングとシーリングの違い

コンクリート壁のトラブル対策に、塗料だけでは十分ではありません。接合部や屈曲部には、適宜シーリングを施すことで防水性能をアップすべきだといえるでしょう。

このシーリングですが、今でこそ「シーリング」という名称に統一されているのですが、以前は「シーリング」と「コーキング」というものが存在していたのを覚えているでしょうか。今でも「シリコンコーキング」と呼ぶ方はかなり多く残っていますが、現在はこれも含めて「シーリング」です。

このシーリングとコーキングの違いですが、元々は「油性コーキング」というものがあり、それ以外をシーリングと呼んでいた時代があります。しかし、油性コーキングは経年劣化で硬くなりすぎるため、定期メンテナンス時に大掛かりな撤去作業を行わなければならないことが大きなデメリットとされたことで、2004年に廃止されました。

つまり、この時点で油性コーキングはなくなっているのです。そして、コーキングがなくなったため、全てがシーリングになっているわけです。

コンクリートのシーリングには「コンクリート用」のシーリング材が必要です。使用するものによっては、コンクリート対応不可のものがあるので、使用する場合には必ず対応している物を選びましょう。

 

住まいのひび割れや雨漏りはおうちのかかりつけ医OHANAにご相談ください!

住まいのひび割れや雨漏りはおうちのかかりつけ医OHANAにご相談ください!

コンクリートは、一般的なサイディングや外壁タイルとは異なる性質を持った外壁材です。そのため、しっかりとコンクリート対応の材料を使用して補修しなければならないことを覚えておきましょう。

一見、単純そうな作業かもしれませんが、モルタルを練る作業でさえしっかりと理論があるのです。そして、対応している塗料にも、多くの技術が込められていることを覚えておきましょう。

コンクリートの補修は、かなりの知識と経験が必要です。DIYでの対応が難しいと感じた場合、すぐに専門業者に相談することをおすすめします。

当社「おうちのかかりつけ医OHANA」は福岡市を中心に地域密着で対応しております。外装劣化診断のプロ「外装劣化診断士」も在籍しているため、あなたのお住まいを悩ませるひび割れや雨漏りといった問題の本当の原因を見つけ出すことが可能です。

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著しく低いと言われております。
特に、お家の防水に関しては定期的なメンテナンスが必要です。
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