お役立ちコラム
外壁塗装を依頼する際に発生する「中間マージン」って何のこと?
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外装劣化診断士、代表取締役の庄嶋です!
正しい塗装と想いで、建物を永続へと導くOHANAです。
今回のコラムでは「中間マージン」について考えていきたいと思います。
多くの取引で発生する中間マージンですが、外壁塗装の世界にも中間マージンというものが発生することがあるのです。しかし、その実情については、明確に紹介されることはありません。
実際にどのようなシステムになっているのか。そして、どうすれば中間マージンを発生させずに済むのかを考えていきましょう。
外壁塗装が高くなる理由は中間マージンにある
中間マージンの発生によって、本来の外壁塗装コストよりも高い費用を請求されることがあります。この場合、「なぜ中間マージンが発生したのか」を理解する必要があり、どのような理由があったのかをしっかりと把握しましょう。
中間マージンの仕組みについて
中間マージンが発生するシステムは「どれだけの中継があったか」によって中抜き手数料が発生するというものです。中間に人が入るほど、多くの手数料が発生してしまうのです。
例えば、依頼者がハウスメーカーAに外壁塗装を依頼したとします。しかし、実際にはハウスメーカーは外壁塗装をするのではなく、施工業者Bに作業を流します。この時、多くのハウスメーカーは中間マージンを抜くことはなく、ただの紹介です。
なぜなら、ハウスメーカーと施工業者の間では「FC契約」を結んでいるからです。この話は後ほど簡単に解説します。
施工業者Bは、依頼者の発注した外壁塗装を行うために孫請け業者C・D・Eから人材を借りたとします。その際、施工業者Bは中間マージンとして50%を中抜きする場合、依頼者には150%以上の見積りを提示し、C・D・Eには日当での日雇い労働を強いるわけです。
この150%以上の提示に対し、多少の値引き交渉が入るでしょう。その際、施工業者Bは確実に中間マージンとして50%を確保できるようにするのではなく、本来の100%以上で受注できれば本来以上の利益が出るので問題がないのです。予定通り50%の中抜きができれば、それは施工業者Bとしてはボーナス程度の認識しかありません。
そして、依頼者からは余分に費用が入り、孫請けのC・D・Eは安い賃金で労働してもらうことで、施工業者Bは現場監督をするだけで多くの中間マージンを手に入れたことになるわけです。
担当ごとに発生することもある
例えば、孫請けのC・D・Eがそれぞれ担当を受け持ったとしましょう。
・C→洗浄
・D→シーリング
・E→足場
この場合、実際に外壁塗装を行う人材がいなくなります。そして、余計な人員を導入しなければならなくなり、施工業者Bは受注した金額で別の人材を用意しなければなりません。
この時、依頼者に追加請求することはできないので、被害が増えることはありません。
例えば、施工業者Bが人材を集められず、Cが作業者を3名集めてきたとします。この時、BとCの間で新たな3名に対する報酬を取り決め、労働賃金の支払いはCを介して行うという約束をしたとしましょう。
ここでまた中抜き=中間マージンが発生します。
もし「1.5万円/人」でBとCが3人の日当を決めたとして、Cはそれぞれから紹介料として5,000円ずつの中抜きをします。このような流れで、人が増えることに、間に挟まる会社が増えるごとに中間マージンが発生してしまうのです。
ただし、依頼料が追加されるのではないということは覚えておきましょう。
中間マージンによるメリット
中間マージンは、実際「依頼者にとっては支払いたくないコスト」であることに間違いありません。100万円で終わる工事が「120万円」だと言われれば、20万円余計に支払うことになるわけですから、依頼者からすれば面白くありません。
しかし、この中間マージンがあるからこそのメリットというものもあるので、そこも知っておいてください。
ハウスメーカーが本業に専念できる
多くの場合、ハウスメーカーは中間マージンを取らずに施工業者に話を流します。なぜなら、ハウスメーカーから仕事をもらうために、各施工業者はFC契約を結んでいることが多いからです。
FC契約を結んでいるということは、施工業者はハウスメーカーが本来行う工事方法での外壁塗装を行います。そのため、ハウスメーカーが直接作業する必要がないというわけです。このおかげで、本来の「建売」や「注文住宅」に専念できるのです。
また、FC契約を結ぶということは「加盟金」の発生があります。年間の固定費の場合もあれば、斡旋件数に対して1件あたりの紹介料が設定されていることも多いです。これは依頼者には見えない費用ですが、実際に施工業者からバックマージンとして入ります。
業界保護につながる
実は、建設業を営んでいる業者は各地に山のように存在します。しかし、その全てが満足に仕事を手にできているわけではありません。そのため、多くの仕事を受注できている会社に、仕事を回してもらおうという業者はとても多いのです。
その際、本来の受注金額よりも減額されることは仕方がないことです。この減額された部分が「中間マージン」となるわけですが、この中間マージンを支払うことで生き残れている業者が存在していることも事実であり、この文化がなければ失業してしまう業者もたくさんあります。
かといって、中間マージンを差し引かれている業者に直接依頼することもできません。なぜなら、材料を準備したり人員を集めたりという部分で、どうしても信頼性が少ないからです。依頼者は「安心して任せられる」業者の「責任」にもお金を支払っています。
そのため、実力だけではなく「社会的信頼感」がある業者に話が集まってしまうということです。
中間マージンがあることで発生するコストの変化
中間マージンをわかりやすく発生させるような業者の場合、依頼そのものが他の業者に流れます。依頼者は1社しか見積りを取れないわけではなく、複数社の見積もりを取り、納得した上で依頼先を決めることができるのです。
全く同じ材料で、同じ工期、動員する人数も同じであれば、高すぎる業者には任せづらいものです。かといって、安すぎれば技術力が心配になります。適正価格だと思える、中間の金額の業者や、同程度の金額が提示される業者を選びたくなります。
では、中間マージンがあることで「どれくらいの費用差」が発生するのかを見ていきましょう。
中間マージンで変わる費用の一例
適正費用と、中間マージンがある場合で、どれくらいの差があるかをご覧ください。
適正費用 | 100万円(施工費用)
+ 0円(中間マージン) =100万円 |
中間マージン2社あり | 80万円(施工費用)
+ + 20万円(中間マージン) =120万円 |
中間マージン3社あり | 70万円(施工費用)
+ 20万円(中間マージン) + 20万円(中間マージン) + 20万円(中間マージン) =130万円 |
ここで問題なのは、中間マージンが増えることではなく「施工費用」が圧迫されることです。本来の施工費用100万円であれば、材料などのコストを抑える必要がありません。理想とするものを使用でき、仕上がりも納得できるはずです。
しかし、施工費用が下がるということは、どこかでコストダウンしなければならないということになります。自社利益を落とせれば良いですが、十分な利益を得なければ慈善事業になってしまい、最後には破綻が見えているのでできません。
そうなると、材料費を削るか人件費を削るしかなくなり、一般的には「材料費」を削る方向になってしまうのです。
トータルコストの差
建物のメンテナンスは「5年周期」で行うのが一般的です。そして、最近では10年ごとに外壁塗装を行うようになってきています。そのため、適正価格と中間マージンがある場合では、以下のような差が発生するのです。
適正価格 | ||||||
0年 | 5年 | 10年 | 15年 | 20年 | 25年 | 30年 |
100万円 | 100万円 | 100万円 | 100万円 | |||
400万円 |
中間マージン50万円あり | ||||||
0年 | 5年 | 10年 | 15年 | 20年 | 25年 | 30年 |
150万円 | 150万円 | 150万円 | 150万円 | |||
600万円 |
同じ30年でも、200万円もの差が発生しました。この差は決して小さくありません。
中間マージンを発生させない方法
中間マージンの必要性は「業界の安定化」として存在していますが、できれば余計なコストはかけたくないのが実情でしょうでは、どうすれば中間マージンを発生させずに外壁塗装ができるかを考えてみましょう。
地元密着業者への依頼
ハウスメーカーなどから仕事をもらっているのは、多くが「地域の工務店やリフォーム会社」などです。ハウスメーカーの加盟店ではあるものの、会社として存在している地域の業者は「独自に受注できる」体制を持っています。
ハウスメーカーに依頼しても、同じ業者に施工してもらうのであれば、紹介料が発生しない方法で依頼することで余計な費用を抑えることができるというわけです。
ひとり親方への依頼
ハウスメーカーのFC加盟をしていない「個人の施工業者」という存在を「ひとり親方」と呼びます。彼らは「個人事業主」ですので、依頼さえあればどこにでも駆けつけて、培ってきた技術で満足させていきます。
また、地域密着の業者で修行を積んで独り立ちしている場合もあるので、地域密着業者でも予算が合わない場合は、その業者から独り立ちしたひとり親方を紹介してもらえることもあるのです。
ここで依頼できた場合、1人で全てを行う場合は工期が長くなります。数人の人員を使う場合は、若干コストが上がり、作業が早く進むでしょう。
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外壁塗装業界でも、中間マージンの発生はあります。ただし、直接施工業者に依頼した場合は、基本的に中間マージンという概念はありません。施工費用の代償はあるものの、自社内で完結するのが一般的なので、中間業者はいないのです。
それを踏まえて、どこで外壁塗装を依頼するかを考えてみてください。
おうちのかかりつけ医OHANAは中間マージンが発生しない塗装業者です。お客さまから受けた依頼はすべて自社で完結できるため、中間マージンが発生しないのです。
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